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EternalBlue(CVE-2017-0144)

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公開日:

過去の事例 この記事は過去に話題になった脆弱性の解説です。現在の状況は公式情報でご確認ください。

基本情報(データから表示)

通称EternalBlue
CVE番号CVE-2017-0144
いつ起きたかNVD に登録された日: 2017-03-17
KEV に追加された日: 2022-02-10
製品Microsoft SMBv1
深刻度(CVSS)8.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
ランサムウェアでの悪用悪用が確認されている
弱点の種類(CWE)CWE-20

何が起きた

Windowsの通信の仕組み「SMBv1」のサーバー機能に弱点がありました。攻撃者が細工したデータ(パケット)を送ると、ネットワーク越しに、攻撃者が好きに選んだプログラムを実行できてしまいます。NVDの評価では、攻撃者には一般利用者程度の権限が必要とされています。KEVでは、ランサムウェアの攻撃に使われたことが確認されています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 一般利用者程度の権限を持つ攻撃者が、ネットワーク越しにSMBv1のサーバーへつながる → 2. 細工したパケットを送る → 3. SMBv1のサーバー機能が、そのパケットを正しく扱えない → 4. 攻撃者が選んだプログラムが実行される1一般利用者程度の権限を持つ攻撃者が、ネットワーク越しにSMBv1のサーバーへつながる2細工したパケットを送る3SMBv1のサーバー機能が、そのパケットを正しく扱えない4攻撃者が選んだプログラムが実行される攻撃の流れ: 1. 一般利用者程度の権限を持つ攻撃者が、ネットワーク越しにSMBv1のサーバーへつながる → 2. 細工したパケットを送る → 3. SMBv1のサーバー機能が、そのパケットを正しく扱えない → 4. 攻撃者が選んだプログラムが実行される1一般利用者程度の権限を持つ攻撃者が、ネットワーク越しにSMBv1のサーバーへつながる2細工したパケットを送る3SMBv1のサーバー機能が、そのパケットを正しく扱えない4攻撃者が選んだプログラムが実行される

誰が影響を受ける

Windows Vista SP2、Windows Server 2008 SP2とR2 SP1、Windows 7 SP1、Windows 8.1、Windows Server 2012(GoldとR2)、Windows RT 8.1、Windows 10(Gold、1511、1607)、Windows Server 2016 のSMBv1サーバー機能が対象です。

何をすればいい

古い事例ですが、今でも対象のWindowsが、更新されないまま使われていないか確認してください。見つかった場合は、メーカー(Microsoft)の案内に従って更新プログラムを適用し、詳しくは公式情報を確認してください。

用語メモ

SMB
Windowsなどで、ファイルやプリンターをネットワークで共有するときに使われる通信の決まりです。SMBv1はその古い版です。
パケット
ネットワークで送られるデータの、小さなまとまりのことです。
リモートコード実行
攻撃者がネットワーク越しに、相手のコンピューターで好きなプログラムを動かせてしまうことです。
ランサムウェア
データを勝手に暗号化して使えなくし、元に戻す代わりに身代金を要求する不正なプログラムです。

元データ(英語)

Microsoft SMBv1 Remote Code Execution Vulnerability

概要(CISA KEV)

The SMBv1 server in multiple Microsoft Windows versions allows remote attackers to execute arbitrary code via crafted packets.

説明(NVD)

The SMBv1 server in Microsoft Windows Vista SP2; Windows Server 2008 SP2 and R2 SP1; Windows 7 SP1; Windows 8.1; Windows Server 2012 Gold and R2; Windows RT 8.1; and Windows 10 Gold, 1511, and 1607; and Windows Server 2016 allows remote attackers to execute arbitrary code via crafted packets, aka "Windows SMB Remote Code Execution Vulnerability." This vulnerability is different from those described in CVE-2017-0143, CVE-2017-0145, CVE-2017-0146, and CVE-2017-0148.

公式情報