- ひとことでMicrosoft Word で、細工された文書を開くとプログラムを動かされる弱点
- 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
- まずやることMS06-027 の更新が適用済みか確認する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2006-2492 |
|---|---|
| 製品 | Microsoft Word |
| 深刻度(CVSS) | 8.8 重要CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2022-06-08 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2022-06-22 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-120(入力の大きさを確かめないバッファへのコピー(古典的なバッファオーバーフロー)) |
何が起きた
Microsoft Word に、文書の中の「オブジェクトポインタ」という情報が壊れているとメモリがあふれる問題(バッファオーバーフロー)があり、細工された文書を開くと、攻撃者が選んだプログラムを動かされるおそれがある弱点が見つかりました。CISA は、この弱点が実際に悪用されたことを確認しており、Microsoft もセキュリティ情報の公開時点で悪用の情報を受けていたとしています。攻撃者は離れた場所からでも狙えて権限も要りませんが、利用者が文書を開く操作をする必要があります。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
NVD と Microsoft のセキュリティ情報 MS06-027 によると、Office 2000 SP3、Office XP SP3、Office 2003 SP1 と SP2 の Word、Word Viewer 2003、Microsoft Works Suites の 2006 までが対象です。Microsoft によると、Mac 用の Word v. X と Word 2004 for Mac は対象外です。
何をすればいい
MS06-027 の更新プログラムが適用されているか確認してください。すぐに更新できない場合の回避策として、Microsoft は Word をセーフモードで使うことや、Outlook で Word をメールの編集や表示に使う設定を止めることを案内しています。あわせて Microsoft の公式の案内を確認し、知らない相手からの Word 文書は開かないようにしてください。
やることチェックリスト
- MS06-027 の更新が適用済みか確認する
- すぐ更新できなければ Word をセーフモードで使用する
- 知らない相手からの Word 文書を開かないようにする
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Microsoft Word Malformed Object Pointer Vulnerability
概要
Microsoft Word and Microsoft Works Suites contain a malformed object pointer which allows attackers to execute code.
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る