• ひとことで古い Internet Explorer で、細工したページを開くとプログラムを実行される弱点です。
  • 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることInternet Explorer の利用をやめる

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2010-0806
製品Microsoft Internet Explorer
深刻度(CVSS)8.8 重要CVSS v3.1
NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2026-05-20
米国政府機関の対応期限2026-06-03
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-399

何が起きた

Microsoft Internet Explorer の Peer Objects という部品(iepeers.dll)に、解放済みメモリの使用(use-after-free)という弱点が見つかり、実際の悪用が確認されています。NVD に登録された CISA の評価では、ネットワーク経由で権限を持たない攻撃者が悪用できますが、被害者が細工されたウェブページを開くなどの操作が必要です。悪用されると、任意の(攻撃者が好きに選べる)プログラムを実行されるおそれがあります。NVD によると、2010年3月に実際の攻撃で使われました。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したウェブページを用意する → 2. 被害者がそのページを開く → 3. IE が解放済みのメモリを使ってしまう → 4. 任意のプログラムが実行される1攻撃者が細工したウェブページを用意する2被害者がそのページを開く3IE が解放済みのメモリを使ってしまう4任意のプログラムが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したウェブページを用意する → 2. 被害者がそのページを開く → 3. IE が解放済みのメモリを使ってしまう → 4. 任意のプログラムが実行される1攻撃者が細工したウェブページを用意する2被害者がそのページを開く3IE が解放済みのメモリを使ってしまう4任意のプログラムが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したウェブページを用意する → 2. 被害者がそのページを開く → 3. IE が解放済みのメモリを使ってしまう → 4. 任意のプログラムが実行される1攻撃者が細工したウェブページを用意する2被害者がそのページを開く3IE が解放済みのメモリを使ってしまう4任意のプログラムが実行される

誰が影響を受ける

Internet Explorer 6、6 SP1、7 を使っている人が対象です。Microsoft のセキュリティ情報 MS10-018 によると、Internet Explorer 8 や Windows 7、Windows Server 2008 R2 は影響を受けません。なお、Internet Explorer 11 のデスクトップ版も、2022年6月15日に一部の Windows でサポートが終わっています。

何をすればいい

Internet Explorer は使い続けず、Microsoft Edge などサポートが続いているブラウザーに切り替えてください。古いサイトを開くために必要な場合は、Microsoft が勧めている Microsoft Edge の IE モードを使います。当時はセキュリティ情報 MS10-018(更新プログラム KB980182)で修正されました。Microsoft の公式の案内を確認してください。

やることチェックリスト

  • Internet Explorer の利用をやめる
  • Microsoft Edge に切り替える
  • 古いサイトは Edge の IE モードで開く

用語メモ

解放済みメモリの使用 用語集で見る
使い終わって手放したメモリの場所を、プログラムが誤ってまた使ってしまう不具合です。攻撃者に悪用されると、プログラムを乗っ取られることがあります。
IE モード 用語集で見る
Microsoft Edge の中で、Internet Explorer 向けに作られた古いサイトを表示するための機能です。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Microsoft Internet Explorer Use-After-Free Vulnerability

概要

Microsoft Internet Explorer contains an use-after-free vulnerability that could allow remote attackers to execute arbitrary code via vectors involving access to an invalid pointer after the deletion of an object. The impacted product could be end-of-life (EoL) and/or end-of-service (EoS). Users should discontinue product utilization.

推奨対応

Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る