• ひとことでWindows の署名確認機能が、細工された実行ファイルを見抜けない弱点です。
  • 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることMS12-024 の更新 KB2653956 を適用する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2012-0151
製品Microsoft Windows
深刻度(CVSS)7.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2022-06-08
米国政府機関の対応期限2022-06-22
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-20(入力の確認の不備)

何が起きた

Microsoft Windows の Authenticode 署名確認機能(WinVerifyTrust)が、署名付きの実行ファイル(PE ファイル)の中身を正しく確かめられない弱点が見つかり、実際に悪用が確認されています。署名を保ったまま内容を書き足したファイルを使うと、攻撃者が任意のコードを実行できるおそれがあります。NVD の評価では、攻撃者に特別な権限は不要ですが、利用者がそのファイルを実行するなどの操作が必要です。Microsoft の MS12-024 も、利用者やアプリが細工された署名付きの PE ファイルを実行・インストールした場合にコードが実行される可能性があると説明しています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が署名付きの実行ファイルに内容を足す → 2. 署名の確認で細工が見抜かれない → 3. 利用者がそのファイルを実行する → 4. 攻撃者の任意のコードが実行される1攻撃者が署名付きの実行ファイルに内容を足す2署名の確認で細工が見抜かれない3利用者がそのファイルを実行する4攻撃者の任意のコードが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が署名付きの実行ファイルに内容を足す → 2. 署名の確認で細工が見抜かれない → 3. 利用者がそのファイルを実行する → 4. 攻撃者の任意のコードが実行される1攻撃者が署名付きの実行ファイルに内容を足す2署名の確認で細工が見抜かれない3利用者がそのファイルを実行する4攻撃者の任意のコードが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が署名付きの実行ファイルに内容を足す → 2. 署名の確認で細工が見抜かれない → 3. 利用者がそのファイルを実行する → 4. 攻撃者の任意のコードが実行される1攻撃者が署名付きの実行ファイルに内容を足す2署名の確認で細工が見抜かれない3利用者がそのファイルを実行する4攻撃者の任意のコードが実行される

誰が影響を受ける

NVD によると、Windows XP SP2 と SP3、Windows Server 2003 SP2、Windows Vista SP2、Windows Server 2008 SP2・R2・R2 SP1、Windows 7(Gold と SP1)、Windows 8 Consumer Preview が対象です。Microsoft のライフサイクルの情報では、Windows XP、Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2003、Windows Server 2008 はすでにサポートが終わっています。

何をすればいい

Microsoft の MS12-024 に従い、セキュリティ更新プログラム KB2653956 を適用してください。Microsoft は、この脆弱性には回避策がないとしています。自動更新を有効にしていない場合は、更新を確認して手動で入れる必要があります。サポートが終わった Windows は使い続けず、サポート中の Windows に置き換え、公式の案内も確認してください。

やることチェックリスト

  • MS12-024 の更新 KB2653956 を適用する
  • 自動更新が無効な端末は手動で更新を入れる
  • サポートが終わった Windows を置き換える

用語メモ

Authenticode
Microsoft のデジタル署名の形式で、ソフトの作成元と、内容が書き換えられていないことを確かめるために使われます。
PE ファイル
Windows で動く実行ファイル(.exe や .dll など)の形式のことです。
任意のコード 用語集で見る
攻撃者が好きに選んだプログラムの命令のことです。実行されると、パソコンを乗っ取られるおそれがあります。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Microsoft Windows Authenticode Signature Verification Remote Code Execution Vulnerability

概要

The Authenticode Signature Verification function in Microsoft Windows (WinVerifyTrust) does not properly validate the digest of a signed portable executable (PE) file, which allows user-assisted remote attackers to execute code.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る