• ひとことで古い Internet Explorer で、細工したサイトを見るだけでプログラムを動かされる弱点です。
  • 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることInternet Explorer 6 から 8 の利用をやめる

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2012-4792
製品Microsoft Internet Explorer
深刻度(CVSS)8.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2024-07-23
米国政府機関の対応期限2024-08-13
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-416(解放済みメモリの使用)

何が起きた

Microsoft Internet Explorer 6 から 8 に、使い終わって解放したメモリを再び使ってしまう弱点(解放後使用)が見つかりました。攻撃者が細工したウェブサイトを利用者が開くと、任意の(攻撃者が好きに選べる)プログラムを実行されるおそれがあります。攻撃者はネットワーク経由で、ログインなしに悪用できますが、利用者がサイトを開くという操作が必要です。2012年12月に実際に悪用されたことが確認されています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したウェブサイトを用意する → 2. 利用者が Internet Explorer で開く → 3. 解放済みのメモリが再び使われる → 4. 攻撃者のプログラムが実行される1攻撃者が細工したウェブサイトを用意する2利用者が Internet Explorer で開く3解放済みのメモリが再び使われる4攻撃者のプログラムが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したウェブサイトを用意する → 2. 利用者が Internet Explorer で開く → 3. 解放済みのメモリが再び使われる → 4. 攻撃者のプログラムが実行される1攻撃者が細工したウェブサイトを用意する2利用者が Internet Explorer で開く3解放済みのメモリが再び使われる4攻撃者のプログラムが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したウェブサイトを用意する → 2. 利用者が Internet Explorer で開く → 3. 解放済みのメモリが再び使われる → 4. 攻撃者のプログラムが実行される1攻撃者が細工したウェブサイトを用意する2利用者が Internet Explorer で開く3解放済みのメモリが再び使われる4攻撃者のプログラムが実行される

誰が影響を受ける

Internet Explorer 6、7、8 を使っている人や組織が対象です。Microsoft のセキュリティ情報 MS13-008 では、Internet Explorer 9 と 10 は影響を受けないとされています。CISA は、この製品はサポートが終わっている(end-of-life)としており、Microsoft のライフサイクルのページでも Internet Explorer 7 と 8 はサポートが終わっています。

何をすればいい

Microsoft は当時、MS13-008(KB2799329)で修正を出しています。ただし CISA は、この製品はサポートが終わっているので、まだ使っている場合は切り離す(使うのをやめる)よう求めています。Internet Explorer 6 から 8 は使い続けず、サポートが続いているブラウザに置き換えてください。Microsoft の公式の案内も確認してください。

やることチェックリスト

  • Internet Explorer 6 から 8 の利用をやめる
  • サポートが続くブラウザに置き換える
  • 知らない相手から届いたリンクを開かない

用語メモ

解放後使用 用語集で見る
プログラムが使い終わって手放したメモリの場所を、誤ってもう一度使ってしまう不具合です。攻撃者に悪用されると、好きな命令を動かされることがあります。
セキュリティ情報
メーカーが脆弱性と、その修正プログラムについて知らせる文書です。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Microsoft Internet Explorer Use-After-Free Vulnerability

概要

Microsoft Internet Explorer contains a use-after-free vulnerability that allows a remote attacker to execute arbitrary code via a crafted web site that triggers access to an object that (1) was not properly allocated or (2) is deleted, as demonstrated by a CDwnBindInfo object.

推奨対応

The impacted product is end-of-life and should be disconnected if still in use.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る