- ひとことでAdobe Reader と Acrobat で、メモリが壊されプログラムを動かされる弱点
- 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
- まずやることReader と Acrobat の版番号を確かめる
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2013-3346 |
|---|---|
| 製品 | Adobe Reader and Acrobat |
| 深刻度(CVSS) | 9.8 緊急CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2022-03-03 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2022-03-24 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-119(メモリバッファの範囲の制限の不備) |
何が起きた
Adobe の Reader と Acrobat に、メモリの扱いを誤る弱点(メモリ破損)が見つかり、実際に悪用が確認されています。悪用されると、攻撃者が任意の(好きに選んだ)プログラムを動かしたり、ソフトを止めたりするおそれがあります。NVD の評価では、攻撃者はネットワーク経由で、ログインも利用者の操作もなしに悪用できるとされています。
誰が影響を受ける
NVD の説明では、Adobe Reader と Acrobat の 9.x の 9.5.5 より前、10.x の 10.1.7 より前、11.x の 11.0.03 より前が影響を受けます。Adobe のセキュリティ情報 APSB13-15 では、Linux 向けの Adobe Reader 9.5.4 以前も対象に挙がっています。
何をすればいい
Adobe は APSB13-15 で、Reader XI と Acrobat XI は 11.0.03 に、Reader X と Acrobat X は 10.1.7 に、Reader 9 と Acrobat 9 は 9.5.5 に更新するよう案内しています。ただし、Adobe のサポート終了の一覧では、Reader XI、Acrobat XI、Reader X、Reader 9.x はどれもサポートが終わっています。これらの古い版は使い続けず、Adobe の公式の案内を確認して、サポートのある版に置き換えてください。
やることチェックリスト
- Reader と Acrobat の版番号を確かめる
- Reader XI は 11.0.03 以降に更新する
- サポート終了の版はサポートのある版に置き換える
用語メモ
- メモリ破損 用語集で見る
- プログラムがメモリ(作業用の記憶場所)を誤って書き換えてしまう不具合です。悪用されると、攻撃者のプログラムを動かされることがあります。
- サポート終了
- メーカーが、その製品の修正や更新を出さなくなることです。新しい弱点が見つかっても直されません。
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- 公式の対策の出典(web.archive.org)
- 公式の対策の出典(web.archive.org)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Adobe Reader and Acrobat Memory Corruption Vulnerability
概要
Adobe Reader and Acrobat contain a memory corruption vulnerability which can allow attackers to execute arbitrary code or cause a denial of service.
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る