- ひとことで古い Windows の NDProxy.sys で、管理者などの強い権限を奪われる弱点
- 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
- まずやることWindows XP と Server 2003 を置き換える
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2013-5065 |
|---|---|
| 製品 | Microsoft Windows |
| 深刻度(CVSS) | 7.8 重要CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2022-03-03 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2022-03-24 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-20(入力の確認の不備) |
何が起きた
Microsoft Windows のカーネル(OS の中心部分)にある NDProxy.sys が、受け取ったデータを正しく確かめない弱点が見つかり、実際に悪用が確認されています。細工したプログラムを動かされると、攻撃者が本来より強い権限を手に入れるおそれがあります(権限昇格)。対象の機器の上で悪用される弱点で、NVD の評価ではログインの権限は不要とされていますが、Microsoft は、攻撃者が有効なアカウントでその機器にログオンできる必要があると説明しています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
NVD の説明では、Windows XP SP2 と SP3、Windows Server 2003 SP2 が影響を受けます。Microsoft のセキュリティ情報 MS14-002(2914368)では、Windows XP Service Pack 3、Windows XP Professional x64 Edition Service Pack 2、Windows Server 2003 Service Pack 2 が対象に挙がっています。
何をすればいい
Microsoft は MS14-002(2914368)でこの弱点を修正しています。ただし、Microsoft のライフサイクルのページでは、Windows XP は 2014 年 4 月 9 日、Windows Server 2003 は 2015 年 7 月 15 日(どちらも太平洋時間)に延長サポートが終わっています。これらの Windows は使い続けず、Microsoft の公式の案内を確認して、サポートのある Windows に置き換えてください。すぐに置き換えられない場合、Microsoft は NDProxy を Null.sys に向ける回避策を示していますが、リモートアクセスサービス、ダイヤルアップ、VPN が使えなくなります。
やることチェックリスト
- Windows XP と Server 2003 を置き換える
- MS14-002 の更新が当たっているか調べる
- すぐ更新できなければ NDProxy を Null.sys に向ける
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- 公式の対策の出典(learn.microsoft.com)
- 公式の対策の出典(learn.microsoft.com)
- 公式の対策の出典(learn.microsoft.com)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Microsoft Windows Kernel Privilege Escalation Vulnerability
概要
Microsoft Windows NDProxy.sys in the kernel contains an improper input validation vulnerability which can allow a local attacker to escalate privileges.
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る