- ひとことでAdobe Reader と Acrobat で、攻撃者のプログラムを動かされるおそれがある弱点
- 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
- まずやることReader と Acrobat の版番号を確かめる
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2014-0496 |
|---|---|
| 製品 | Adobe Reader and Acrobat |
| 深刻度(CVSS) | 8.8 重要CVSS v3.1 NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2022-03-03 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2022-03-24 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-399 |
何が起きた
Adobe の Reader と Acrobat に、使い終わったメモリをまた使ってしまう弱点(解放後使用)が見つかり、実際に悪用が確認されています。悪用されると、攻撃者が任意の(好きに選んだ)プログラムを動かせるおそれがあります。攻撃者はネットワーク経由で、ログインなしに悪用できますが、利用者の操作(ファイルを開くなど)が必要です。
誰が影響を受ける
NVD の説明では、Windows と Mac OS X 向けの Adobe Reader と Acrobat の 10.x の 10.1.9 より前と、11.x の 11.0.06 より前が影響を受けます。Adobe のセキュリティ情報 APSB14-01 でも、Reader XI と Acrobat XI の 11.0.05 以前、Reader X と Acrobat X の 10.1.8 以前が対象とされています。
何をすればいい
Adobe は APSB14-01 で、Reader XI と Acrobat XI は 11.0.06 に、Reader X と Acrobat X は 10.1.9 に更新するよう案内しています。ただし、Adobe のサポート終了の一覧では、Reader XI、Acrobat XI、Reader X、Acrobat X はどれもサポートが終わっています。これらの古い版は使い続けず、Adobe の公式の案内を確認して、サポートのある版に置き換えてください。
やることチェックリスト
- Reader と Acrobat の版番号を確かめる
- Reader XI と X はサポートのある版に置き換える
- Acrobat XI と X もサポートのある版に置き換える
用語メモ
- 解放後使用 用語集で見る
- プログラムが使い終わって手放したメモリを、誤ってもう一度使ってしまう不具合です。悪用されると、攻撃者のプログラムを動かされることがあります。
- サポート終了
- メーカーが、その製品の修正や更新を出さなくなることです。新しい弱点が見つかっても直されません。
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- 公式の対策の出典(web.archive.org)
- 公式の対策の出典(web.archive.org)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Adobe Reader and Acrobat Use-After-Free Vulnerability
概要
Adobe Reader and Acrobat contain a use-after-free vulnerability which can allow for code execution.
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る