• ひとことでMicrosoft Word で、細工された RTF を開くとメモリを壊される弱点です。
  • 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることMS14-017 の更新(2949660)を入れる

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2014-1761
製品Microsoft Word
深刻度(CVSS)7.8 重要CVSS v3.1
NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2022-02-15
米国政府機関の対応期限2022-08-15
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-119(メモリバッファの範囲の制限の不備)

何が起きた

Microsoft Word が RTF 形式(文書ファイルの形式の一つ)のデータを読み込むときに、メモリを壊されてしまう弱点が見つかりました。細工されたファイルを開いたり、プレビューしたりすると、任意のコード(攻撃者が好きに選べるプログラム)を実行される可能性があります。NVD に登録された CISA の評価では、ログインは不要ですが、利用者がファイルを開くなどの操作が必要です。Microsoft は、限られた相手を狙った攻撃を把握していると発表していました。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した RTF のファイルを送る → 2. 利用者が Word で開くかプレビューする → 3. 読み込み中にメモリが壊される → 4. 攻撃者のコードが実行される1攻撃者が細工した RTF のファイルを送る2利用者が Word で開くかプレビューする3読み込み中にメモリが壊される4攻撃者のコードが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した RTF のファイルを送る → 2. 利用者が Word で開くかプレビューする → 3. 読み込み中にメモリが壊される → 4. 攻撃者のコードが実行される1攻撃者が細工した RTF のファイルを送る2利用者が Word で開くかプレビューする3読み込み中にメモリが壊される4攻撃者のコードが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した RTF のファイルを送る → 2. 利用者が Word で開くかプレビューする → 3. 読み込み中にメモリが壊される → 4. 攻撃者のコードが実行される1攻撃者が細工した RTF のファイルを送る2利用者が Word で開くかプレビューする3読み込み中にメモリが壊される4攻撃者のコードが実行される

誰が影響を受ける

NVD の説明では、Microsoft Word 2003 SP3、2007 SP3、2010 SP1 と SP2、2013、2013 RT、Word Viewer、Office Compatibility Pack SP3、Office for Mac 2011、SharePoint Server 2010 SP1 と SP2 と 2013 の Word Automation Services、Office Web Apps 2010 SP1 と SP2、Office Web Apps Server 2013 が影響を受けます。

何をすればいい

Microsoft のセキュリティ情報 MS14-017 の更新(2949660)が入っているか確認してください。Microsoft は、更新までの回避策として、Office の File Block の設定で Word が RTF ファイルを開かないようにすることや、メールをテキスト形式で読むことを案内していました。知らない相手からの Office のファイルは開かないようにし、メーカーの公式の案内も確認してください。

やることチェックリスト

  • MS14-017 の更新(2949660)を入れる
  • 更新前なら File Block で RTF を開けなくする
  • 知らない相手からの Office のファイルを開かない

用語メモ

RTF 用語集で見る
文字の大きさや色などの書式も保存できる、文書ファイルの形式の一つです。
プレビュー
ファイルを開かずに、メールソフトなどで中身を前もって表示する機能です。
File Block
Office で、決まった種類のファイルを開けないようにする設定です。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Microsoft Word Memory Corruption Vulnerability

概要

Microsoft Word contains a memory corruption vulnerability which when exploited could allow for remote code execution.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る