• ひとことでRed Hatのlibuserで、/etc/passwdの書き換え中の誤りを突かれ、機器を使えなくされたり権限を高められたりする弱点です。
  • 深刻度7.4 重要CVSS v3.1
  • まずやることlibuserの版を確かめる

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2015-3246
製品Red Hat Libuser
深刻度(CVSS)7.4 重要CVSS v3.1
NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2026-08-26
米国政府機関の対応期限2026-09-09
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)不明

何が起きた

Linux の利用者の情報を管理する部品 libuser に、処理のタイミングの問題(競合状態)の弱点が見つかり、実際に悪用が確認されています。libuser は、利用者の一覧のファイル /etc/passwd を直接書き換えるため、書き換えの途中で誤りを起こさせると、ファイルが壊れた状態になるおそれがあります。その結果、機器を正しく使えなくなったり(サービス妨害)、権限を高められたりするおそれがあります。この弱点を悪用できるのは、その機器の /etc/passwd に載ったアカウントを持ち、そのパスワードを知っている利用者です。CVE-2015-3245 と組み合わせると、権限を高められるおそれがあります。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が機器の上でuserhelperを使う → 2. /etc/passwdの書き換え中に誤りを起こさせる → 3. ファイルが壊れ機器を使えなくなる1攻撃者が機器の上でuserhelperを使う2/etc/passwdの書き換え中に誤りを起こさせる3ファイルが壊れ機器を使えなくなる攻撃の流れ: 1. 攻撃者が機器の上でuserhelperを使う → 2. /etc/passwdの書き換え中に誤りを起こさせる → 3. ファイルが壊れ機器を使えなくなる1攻撃者が機器の上でuserhelperを使う2/etc/passwdの書き換え中に誤りを起こさせる3ファイルが壊れ機器を使えなくなる攻撃の流れ: 1. 攻撃者が機器の上でuserhelperを使う → 2. /etc/passwdの書き換え中に誤りを起こさせる → 3. ファイルが壊れ機器を使えなくなる1攻撃者が機器の上でuserhelperを使う2/etc/passwdの書き換え中に誤りを起こさせる3ファイルが壊れ機器を使えなくなる

誰が影響を受ける

libuser の 0.56.13-8 より前、または 0.60 系の 0.60-7 より前が入った Linux の機器が影響を受けます。usermode パッケージの userhelper という道具から使われます。

何をすればいい

使っている Linux の配布元(ディストリビューション)の案内に従って、libuser を修正された版に更新してください(Red Hat Enterprise Linux 6 は libuser-0.56.13-8.el6_7、7 は libuser-0.60-7.el7_1)。すぐに更新できない場合、Red Hat は /etc/pam.d/chfn と /etc/pam.d/chsh の設定で、root 以外がこの機能を使えないようにする方法を案内しています。Red Hat Enterprise Linux 5 には修正が出ません。

やることチェックリスト

  • libuserの版を確かめる
  • 配布元の案内に従ってlibuserを更新する
  • 更新できないときはchfnとchshをroot以外に使わせない

用語メモ

競合状態 用語集で見る
複数の処理が同時に動くとき、順番やタイミングのずれで、予定していない結果になってしまう不具合のことです。
/etc/passwd
Linux で、機器の利用者の一覧を書いておく大事なファイルです。

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公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Red Hat Libuser Race Condition Vulnerability

概要

Red Hat libuser contains a race condition vulnerability that allows authenticated local users to corrupt the /etc/passwd file to cause a denial of service or privilege escalation.

推奨対応

Apply mitigations in accordance with vendor instructions, ensuring compliance with CISA’s BOD 26-04 Prioritizing Security Updates Based on Risk (see URL in Notes) guidance and CISA’s “Forensics Triage Requirements” (see URL in Notes). Follow applicable BOD 26-04 guidance for cloud services or discontinue use of the product if mitigations are unavailable. Stakeholders are responsible for evaluating each asset's internet exposure and ensuring adherence to BOD 26-04 patching guidelines.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る