• ひとことでRed Hat JBoss の部品 RichFaces で、外から任意のコードを動かせる弱点
  • 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
  • まずやることRichFaces 3.X を使うアプリがあるか調べる

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2018-14667
製品Red Hat JBoss RichFaces Framework
深刻度(CVSS)9.8 緊急CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2023-09-28
米国政府機関の対応期限2023-10-19
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-94(コードインジェクション)

何が起きた

Java のウェブアプリを作るための部品 RichFaces に、式言語インジェクションという弱点が見つかりました。UserResource という機能に細工したデータ(Java のシリアライズされたオブジェクトのつながり)を送ることで、攻撃者が任意の(好きに選んだ)コードを実行できる可能性があります。攻撃者はネットワーク経由で、ログインも利用者の操作もなしに狙えます。CISA はこの弱点の悪用を確認しています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したデータを用意する → 2. UserResource の機能へネットワーク経由で送る → 3. 式言語の処理に細工した内容が入る → 4. サーバーで任意のコードが実行される1攻撃者が細工したデータを用意する2UserResource の機能へネットワーク経由で送る3式言語の処理に細工した内容が入る4サーバーで任意のコードが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したデータを用意する → 2. UserResource の機能へネットワーク経由で送る → 3. 式言語の処理に細工した内容が入る → 4. サーバーで任意のコードが実行される1攻撃者が細工したデータを用意する2UserResource の機能へネットワーク経由で送る3式言語の処理に細工した内容が入る4サーバーで任意のコードが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したデータを用意する → 2. UserResource の機能へネットワーク経由で送る → 3. 式言語の処理に細工した内容が入る → 4. サーバーで任意のコードが実行される1攻撃者が細工したデータを用意する2UserResource の機能へネットワーク経由で送る3式言語の処理に細工した内容が入る4サーバーで任意のコードが実行される

誰が影響を受ける

RichFaces Framework 3.X から 3.3.4 までを使っているウェブアプリが対象です。Red Hat は、RichFaces を含む JBoss Enterprise Application Platform 5.2.0、JBoss SOA Platform 5.3.1、JBoss BRMS 5.3.1 向けに修正の更新を出しています。

何をすればいい

Red Hat の製品を使っている場合は、RHSA-2018:3517、RHSA-2018:3518、RHSA-2018:3519、RHSA-2018:3581 の更新が当たっているか確認してください。自分で RichFaces 3.X を組み込んだアプリを運用している場合は、Red Hat などの公式の案内を確認し、対策ができない場合は使用をやめることも検討してください。

やることチェックリスト

  • RichFaces 3.X を使うアプリがあるか調べる
  • Red Hat の RHSA-2018:3519 などの更新を適用する
  • 対策できないアプリは使用をやめる

用語メモ

RichFaces
Java でウェブ画面を作るときに使う部品(フレームワーク)です。JBoss の製品にも含まれていました。
式言語インジェクション
プログラムの中で評価される式(命令のようなもの)に、攻撃者が細工した内容を混ぜ込み、意図しない処理をさせる攻撃です。
シリアライズ
プログラムの中のデータを、送ったり保存したりできる形に変換することです。細工したデータを読み込ませる攻撃に使われることがあります。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Red Hat JBoss RichFaces Framework Expression Language Injection Vulnerability

概要

Red Hat JBoss RichFaces Framework contains an expression language injection vulnerability via the UserResource resource. A remote, unauthenticated attacker could exploit this vulnerability to execute malicious code using a chain of Java serialized objects via org.ajax4jsf.resource.UserResource$UriData.

推奨対応

Apply mitigations per vendor instructions or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る