• ひとことでMicrosoft Windows の SMBv1 の処理に、外から命令を実行される弱点
  • 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることMS17-010 の更新プログラムを当てる

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2017-0143
製品Microsoft Windows
深刻度(CVSS)8.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2021-11-03
米国政府機関の対応期限2022-05-03
ランサムウェアでの悪用悪用が確認されている
弱点の種類(CWE)CWE-20(入力の確認の不備)

何が起きた

Microsoft Windows のファイル共有の仕組みである SMBv1 のサーバー機能に、細工した通信を受け取ると攻撃者の命令を実行してしまう弱点が見つかりました。NVD の評価では、ネットワーク経由で、一般利用者程度の権限を持つ攻撃者が、利用者の操作なしに悪用できます。一方 Microsoft の説明では、多くの場合、ログインしていない攻撃者が細工したパケットを送ることで悪用できるとされています。CISA によると実際の悪用が確認されており、ランサムウェアの攻撃にも使われたことが分かっています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が SMBv1 サーバーを探す → 2. 細工したパケットを送り付ける → 3. SMBv1 が通信を正しく扱えない → 4. 攻撃者の命令がサーバーで実行される1攻撃者が SMBv1 サーバーを探す2細工したパケットを送り付ける3SMBv1 が通信を正しく扱えない4攻撃者の命令がサーバーで実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が SMBv1 サーバーを探す → 2. 細工したパケットを送り付ける → 3. SMBv1 が通信を正しく扱えない → 4. 攻撃者の命令がサーバーで実行される1攻撃者が SMBv1 サーバーを探す2細工したパケットを送り付ける3SMBv1 が通信を正しく扱えない4攻撃者の命令がサーバーで実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が SMBv1 サーバーを探す → 2. 細工したパケットを送り付ける → 3. SMBv1 が通信を正しく扱えない → 4. 攻撃者の命令がサーバーで実行される1攻撃者が SMBv1 サーバーを探す2細工したパケットを送り付ける3SMBv1 が通信を正しく扱えない4攻撃者の命令がサーバーで実行される

誰が影響を受ける

NVD の説明では、Windows Vista SP2、Windows Server 2008 SP2 と R2 SP1、Windows 7 SP1、Windows 8.1、Windows Server 2012 Gold と R2、Windows RT 8.1、Windows 10 Gold・1511・1607、Windows Server 2016 が対象です。Microsoft のライフサイクルのページによると、Windows Vista、Windows 7、Windows 8.1、Windows Server 2008 と 2008 R2 はサポートが終わっています。

何をすればいい

Microsoft のセキュリティ情報 MS17-010 の更新プログラム(たとえば Windows 7 や Windows Server 2008 R2 SP1 は KB4012212 または KB4012215、Windows 10 Version 1607 と Windows Server 2016 は KB4013429)が当たっているか確認してください。すぐに更新できない場合、Microsoft は回避策として SMBv1 を無効にすることを案内しています(手順は KB2696547)。サポートが終わった Windows は使い続けず、サポート中の版に置き換えてください。詳しくは Microsoft の公式の案内を確認してください。

やることチェックリスト

  • MS17-010 の更新プログラムを当てる
  • すぐ更新できなければ SMBv1 を無効にする
  • サポートが終わった Windows を置き換える

用語メモ

SMBv1 用語集で見る
Windows でファイルやプリンターを共有するための通信の決まり(SMB)の古い版です。
パケット 用語集で見る
ネットワークでやり取りされるデータの小さなまとまりです。
ランサムウェア 用語集で見る
データを暗号化して使えなくし、元に戻す代わりにお金を要求する悪意あるプログラムです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Microsoft Windows Server Message Block (SMBv1) Remote Code Execution Vulnerability

概要

Microsoft Windows Server Message Block 1.0 (SMBv1) contains an unspecified vulnerability that allows for remote code execution.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る