- ひとことでLinux カーネルで、一般の利用者が管理者の権限を得られる弱点
- 深刻度7.8 重要CVSS v3.0
- まずやること配布元が出したカーネルの更新を適用する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2018-14634 |
|---|---|
| 製品 | Linux Kernel |
| 深刻度(CVSS) | 7.8 重要CVSS v3.0 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2026-01-26 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2026-02-16 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-190(整数オーバーフロー(桁あふれ)) |
何が起きた
Linux の中心部分である Linux Kernel の create_elf_tables() という処理に、数が大きくなりすぎて正しく計算できなくなる弱点(整数オーバーフロー)が見つかりました。SUID などの特別な権限で動くプログラムを使える一般の利用者が、これを使って管理者の権限を得られるおそれがあります。悪用には、対象の機器上で一般の利用者程度の権限が必要とされています。実際に悪用されたことが確認されています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Linux を使っているサーバーや機器が対象です。データでは、カーネルのバージョン 2.6.x、3.10.x、4.14.x が影響を受けると考えられています。Red Hat の説明では、32 ビットのシステムは影響を受けず、メモリが 32GB より少ないシステムでは影響を受ける可能性はとても低いとされています。
何をすればいい
使っている Linux の配布元(Red Hat や Ubuntu など)が出しているカーネルの更新を入れ、更新後のカーネルで動いているか確認してください。Red Hat は、Red Hat Enterprise Linux 6 と 7 向けの更新されたカーネルを公開しています。あわせて公式の案内を確認してください。
やることチェックリスト
- 配布元が出したカーネルの更新を適用する
- 更新後に再起動して新しいカーネルで起動する
- 動いているカーネルの版を確認する
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- メーカー等の情報(access.redhat.com)
- メーカー等の情報(cve.org)
- メーカー等の情報(kernel.org)
- メーカー等の情報(git.kernel.org)
- 公式の対策の出典(access.redhat.com)
- 公式の対策の出典(bugzilla.redhat.com)
- 公式の対策の出典(access.redhat.com)
- 公式の対策の出典(usn.ubuntu.com)
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- 公式の対策の出典(access.redhat.com)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Linux Kernel Integer Overflow Vulnerability
概要
Linux Kernel contains an integer overflow vulnerability in the create_elf_tables() function which could allow an unprivileged local user with access to SUID (or otherwise privileged) binary to escalate their privileges on the system.
推奨対応
Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る