- ひとことでWindows のエラー報告の仕組みに、強い権限を奪われる弱点
- 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
- まずやることWindows Update で最新の更新を入れる
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2019-0863 |
|---|---|
| 製品 | Microsoft Windows |
| 深刻度(CVSS) | 7.8 重要CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2021-11-03 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2022-05-03 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | 不明 |
何が起きた
Microsoft Windows Error Reporting(WER、エラーが起きたときに報告する仕組み)が、ファイルを扱う方法に弱点があり、実際に悪用が確認されています。悪用されると、攻撃者がカーネルモード(OS の中心部分の最も強い権限)で任意の(好きに選べる)プログラムを動かせるおそれがあります。NVD の評価では、攻撃者は対象のコンピューターの上で一般利用者程度の権限があれば、利用者の操作なしに悪用できます。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Microsoft によると、Windows 7、Windows 8.1、Windows RT 8.1、Windows 10(Version 1607 から 1903 など)、Windows Server 2008 R2、2012、2012 R2、2016、2019 が対象です。
何をすればいい
Microsoft は 2019年5月14日のセキュリティ更新で修正しています。たとえば Windows 10 Version 1903 の KB4497936、Windows 10 Version 1809 と Windows Server 2019 の KB4494441、Windows 7 と Windows Server 2008 R2 の KB4499164 または KB4499175 です。Windows Update で更新が入っているか確認し、あわせて Microsoft の公式の案内を確認してください。なお Windows 7 と Windows Server 2008 R2 の延長サポートは 2020年1月に終わっているため、使い続けず、新しい Windows に置き換えてください。
やることチェックリスト
- Windows Update で最新の更新を入れる
- 2019年5月以降の更新が入っているか確かめる
- Windows 7 などは新しい Windows に置き換える
用語メモ
- Windows Error Reporting
- Windows やアプリで問題が起きたときに、その情報を集めて報告する仕組みです。
- カーネルモード 用語集で見る
- OS の中心部分が動くときの、最も強い権限を持つ動作の状態です。
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- 公式の対策の出典(learn.microsoft.com)
- 公式の対策の出典(learn.microsoft.com)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Microsoft Windows Error Reporting (WER) Privilege Escalation Vulnerability
概要
Microsoft Windows Error Reporting (WER) contains a privilege escalation vulnerability due to the way it handles files, allowing for code execution in kernel mode.
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る