• ひとことでWindows 10 のアプリの導入を担うしくみが、ジャンクションを正しく扱えず、権限を奪われる弱点です。
  • 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることWindows Update で2019年9月以降の更新を入れる

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2019-1253
製品Microsoft Windows
深刻度(CVSS)7.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2022-03-15
米国政府機関の対応期限2022-04-05
ランサムウェアでの悪用悪用が確認されている
弱点の種類(CWE)CWE-59(ファイルにアクセスする前のリンクの解決の不備)

何が起きた

Windows のアプリの導入を担うしくみ(AppX Deployment Server)が、ジャンクションを正しく扱えない弱点が見つかりました。これを悪用すると、より高い権限を得られます(権限昇格)。NVD の説明では、攻撃者はまず対象のパソコンでプログラムを動かせる状態になる必要があり、NVD の評価でも、対象のパソコン上で一般利用者程度の権限を持つ攻撃者が、利用者の操作なしで悪用できます。実際に悪用が確認されており、ランサムウェアでの悪用も確認されています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者がパソコンでプログラムを動かす → 2. ジャンクションで別の場所を指させる → 3. アプリ導入のしくみが誤って処理する → 4. 攻撃者が高い権限を手に入れる1攻撃者がパソコンでプログラムを動かす2ジャンクションで別の場所を指させる3アプリ導入のしくみが誤って処理する4攻撃者が高い権限を手に入れる攻撃の流れ: 1. 攻撃者がパソコンでプログラムを動かす → 2. ジャンクションで別の場所を指させる → 3. アプリ導入のしくみが誤って処理する → 4. 攻撃者が高い権限を手に入れる1攻撃者がパソコンでプログラムを動かす2ジャンクションで別の場所を指させる3アプリ導入のしくみが誤って処理する4攻撃者が高い権限を手に入れる攻撃の流れ: 1. 攻撃者がパソコンでプログラムを動かす → 2. ジャンクションで別の場所を指させる → 3. アプリ導入のしくみが誤って処理する → 4. 攻撃者が高い権限を手に入れる1攻撃者がパソコンでプログラムを動かす2ジャンクションで別の場所を指させる3アプリ導入のしくみが誤って処理する4攻撃者が高い権限を手に入れる

誰が影響を受ける

Microsoft の情報によると、Windows 10(1703、1709、1803、1809、1903)、Windows Server 2019、Windows Server, version 1803 と 1903 が対象です。

何をすればいい

Microsoft は 2019年9月 のセキュリティ更新でこの弱点を修正しています。Windows Update で、この月以降の更新が入っているか確認し、Microsoft の公式の案内を確認してください。

やることチェックリスト

  • Windows Update で2019年9月以降の更新を入れる
  • Windows 10 と Server 2019 の更新を確かめる
  • 更新できていない端末を洗い出して更新する

用語メモ

ジャンクション
あるフォルダーを開くと、別の場所のフォルダーにつながるようにする Windows のしくみです。
権限昇格 用語集で見る
攻撃者が、本来は持っていない高い権限(管理者など)を手に入れることです。
ランサムウェア 用語集で見る
ファイルを使えなくして、元に戻す代わりにお金を要求する悪意のあるプログラムです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Microsoft Windows AppX Deployment Server Privilege Escalation Vulnerability

概要

A privilege escalation vulnerability exists when the Windows AppX Deployment Server improperly handles junctions.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る