• ひとことでD-Link の複数のルーターで、ログインなしに命令を実行される弱点です。
  • 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
  • まずやること使っている D-Link 製品の型番を確認する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2019-16920
製品D-Link Multiple Routers
深刻度(CVSS)9.8 緊急CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2022-03-25
米国政府機関の対応期限2022-04-15
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-78(OSコマンドインジェクション)

何が起きた

D-Link の複数のルーターなどで、PingTest という機能に送られた入力を正しく確認しないため、OS のコマンドを実行されてしまう弱点(コマンドインジェクション)が見つかり、実際に悪用が確認されています。悪用されると、機器全体を乗っ取られるおそれがあります。NVD の評価では、攻撃者はネットワーク経由で、ログインなしに、利用者の操作も必要とせずに攻撃できます。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が対象のルーターを探す → 2. PingTest に細工した入力を送る → 3. 入力が OS のコマンドとして動く → 4. 機器全体が乗っ取られる1攻撃者が対象のルーターを探す2PingTest に細工した入力を送る3入力が OS のコマンドとして動く4機器全体が乗っ取られる攻撃の流れ: 1. 攻撃者が対象のルーターを探す → 2. PingTest に細工した入力を送る → 3. 入力が OS のコマンドとして動く → 4. 機器全体が乗っ取られる1攻撃者が対象のルーターを探す2PingTest に細工した入力を送る3入力が OS のコマンドとして動く4機器全体が乗っ取られる攻撃の流れ: 1. 攻撃者が対象のルーターを探す → 2. PingTest に細工した入力を送る → 3. 入力が OS のコマンドとして動く → 4. 機器全体が乗っ取られる1攻撃者が対象のルーターを探す2PingTest に細工した入力を送る3入力が OS のコマンドとして動く4機器全体が乗っ取られる

誰が影響を受ける

DIR-655C、DIR-866L、DIR-652、DHP-1565、DIR-855L、DAP-1533、DIR-862L、DIR-615、DIR-835、DIR-825 などの D-Link 製品を使っている人・組織が対象です。D-Link によると、これらの製品はサポートが終わっていて、修正は提供されません。

何をすればいい

CISA は、サポートが終わった製品なので、まだ使っているならネットワークから外すようにとしています。D-Link も、これらの製品を使うのをやめて置き換えるようすすめています。あわせて、D-Link の公式の案内を確認してください。

やることチェックリスト

  • 使っている D-Link 製品の型番を確認する
  • 対象の機器をネットワークから外す
  • サポート中の新しい機器に置き換える

用語メモ

コマンドインジェクション 用語集で見る
入力欄などに命令を紛れ込ませて、機器やサーバーに実行させる攻撃です。
OS のコマンド
機器の基本ソフトに直接出す命令のことです。設定の変更やプログラムの起動などができます。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

D-Link Multiple Routers Command Injection Vulnerability

概要

Multiple D-Link routers contain a command injection vulnerability which can allow attackers to achieve full system compromise.

推奨対応

The impacted product is end-of-life and should be disconnected if still in use.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る