• ひとことでiPhone などの iOS の IOKit に、カーネル権限でコードを動かされる弱点
  • 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることiOS を12.1.4以降に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2019-7287
製品Apple iOS
深刻度(CVSS)7.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2022-05-23
米国政府機関の対応期限2022-06-13
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-787(範囲外への書き込み)

何が起きた

Apple の iOS の IOKit という部分に、メモリー破壊の弱点が見つかりました。悪意のあるアプリが、OS の中心部分であるカーネルの権限で、攻撃者が選んだ任意のコードを実行できるおそれがあります。NVD の評価では、対象の機器の上で(ローカルで)悪用され、特別な権限は不要ですが、利用者の操作が必要とされています。実際に悪用が確認されています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 悪意のあるアプリが機器で動く → 2. IOKit のメモリー破壊の弱点を突く → 3. カーネルの権限でコードを実行する1悪意のあるアプリが機器で動く2IOKit のメモリー破壊の弱点を突く3カーネルの権限でコードを実行する攻撃の流れ: 1. 悪意のあるアプリが機器で動く → 2. IOKit のメモリー破壊の弱点を突く → 3. カーネルの権限でコードを実行する1悪意のあるアプリが機器で動く2IOKit のメモリー破壊の弱点を突く3カーネルの権限でコードを実行する攻撃の流れ: 1. 悪意のあるアプリが機器で動く → 2. IOKit のメモリー破壊の弱点を突く → 3. カーネルの権限でコードを実行する1悪意のあるアプリが機器で動く2IOKit のメモリー破壊の弱点を突く3カーネルの権限でコードを実行する

誰が影響を受ける

iOS 12.1.4 より前の iOS を使っている iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch 第6世代の利用者が影響を受けます。

何をすればいい

iOS を 12.1.4 以降に更新されているか、設定のソフトウェアアップデートで確認してください。現在はさらに新しい iOS が出ているので、使っている機器で入れられる最新版にするのが確実です。あわせて公式の案内(Apple のセキュリティ情報)を確認してください。

やることチェックリスト

  • iOS を12.1.4以降に更新する
  • 設定のソフトウェアアップデートで版を見る
  • 入れられる最新の iOS に更新する

用語メモ

IOKit
Apple の OS で、機器のハードウェアとやり取りするための仕組みです。
カーネル 用語集で見る
OS の中心となる部分です。ここの権限を取られると、機器のほぼすべてを操られるおそれがあります。
メモリー破壊 用語集で見る
プログラムが、使ってはいけないメモリーの場所に書き込むなどして、中身を壊してしまう不具合です。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Apple iOS Memory Corruption Vulnerability

概要

Apple iOS contains a memory corruption vulnerability which could allow an attacker to perform remote code execution.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る