• ひとことでApple の iOS や macOS などで、不正なアプリが高い権限でプログラムを動かせる弱点です。
  • 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることiOS と tvOS を 12.3 以降に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2019-8605
製品Apple Multiple Products
深刻度(CVSS)7.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2022-06-27
米国政府機関の対応期限2022-07-18
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-416(解放済みメモリの使用)

何が起きた

Apple の iOS、macOS、tvOS、watchOS に、解放後使用(use-after-free、使い終わって手放したメモリを、誤ってまた使ってしまう不具合)の弱点が見つかりました。悪用されると、不正なアプリがシステムの権限で任意のプログラム(攻撃者が好きに選べるプログラム)を実行できる可能性があります。NVD の評価では、攻撃は対象の機器の上で行うもので、攻撃者の権限は不要ですが、利用者の操作が必要です。実際の攻撃での悪用が確認されています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が不正なアプリを用意する → 2. 利用者がそのアプリを機器で動かす → 3. 解放後使用の不具合を突く → 4. システムの権限でプログラムを実行する1攻撃者が不正なアプリを用意する2利用者がそのアプリを機器で動かす3解放後使用の不具合を突く4システムの権限でプログラムを実行する攻撃の流れ: 1. 攻撃者が不正なアプリを用意する → 2. 利用者がそのアプリを機器で動かす → 3. 解放後使用の不具合を突く → 4. システムの権限でプログラムを実行する1攻撃者が不正なアプリを用意する2利用者がそのアプリを機器で動かす3解放後使用の不具合を突く4システムの権限でプログラムを実行する攻撃の流れ: 1. 攻撃者が不正なアプリを用意する → 2. 利用者がそのアプリを機器で動かす → 3. 解放後使用の不具合を突く → 4. システムの権限でプログラムを実行する1攻撃者が不正なアプリを用意する2利用者がそのアプリを機器で動かす3解放後使用の不具合を突く4システムの権限でプログラムを実行する

誰が影響を受ける

iPhone、iPad、Mac、Apple TV、Apple Watch を使っている人が対象です。NVD の説明と CVE の記録では、iOS 12.3 より前、macOS Mojave 10.14.5 より前、tvOS 12.3 より前、watchOS 5.2.1 より前が影響を受けます。

何をすればいい

それぞれの機器が iOS 12.3、macOS Mojave 10.14.5、tvOS 12.3、watchOS 5.2.1 以降に更新されているか確認してください。あわせて、メーカーの公式の案内を確認し、最新の更新を当ててください。

やることチェックリスト

  • iOS と tvOS を 12.3 以降に更新する
  • Mac を macOS Mojave 10.14.5 以降にする
  • Apple Watch を watchOS 5.2.1 以降にする

用語メモ

解放後使用 用語集で見る
一度使い終えて手放したメモリを、誤ってもう一度使ってしまう不具合です。乗っ取りにつながることがあります。
システムの権限 用語集で見る
OS の仕組みそのものが持つ強い権限のことで、ふつうのアプリより多くのことができます。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Apple Multiple Products Use-After-Free Vulnerability

概要

A use-after-free vulnerability in Apple iOS, macOS, tvOS, and watchOS could allow a malicious application to execute code with system privileges.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る