- ひとことでAndroid のカーネルの Binder という部分の弱点で、アプリが強い権限を得られてしまう問題です。
- 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
- まずやること端末のセキュリティパッチレベルを確かめる
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2020-0041 |
|---|---|
| 製品 | Android Android Kernel |
| 深刻度(CVSS) | 7.8 重要CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2021-11-03 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2022-05-03 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-20(入力の確認の不備) |
何が起きた
Android のカーネル(OS の中心部分)にある binder.c の binder_transaction という処理で、範囲の確認が正しくないため、決められた範囲の外のメモリーに書き込める弱点が見つかりました。悪用されると、権限昇格につながります。NVD の評価では、端末の上で一般利用者程度の権限を持つ攻撃者が、被害者の操作なしに悪用できます。CISA は実際の悪用を確認しており、CVE-2019-2215 と CVE-2020-0069 と組み合わせた攻撃で使われたことも分かっています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Android 端末の利用者が対象です。影響を受ける具体的な端末や版は、このデータからは不明です。
何をすればいい
Google の Android セキュリティ情報(2020年3月)によると、セキュリティパッチレベルが 2020-03-05 以降の端末では、この弱点が修正されています。端末の設定画面でセキュリティパッチレベルを確かめ、2020-03-05 より前なら、端末のメーカーが出す更新を適用してください。あわせて、公式の案内を確認してください。
やることチェックリスト
- 端末のセキュリティパッチレベルを確かめる
- パッチレベルを 2020-03-05 以降にする
- 端末のメーカーが出す更新を適用する
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Android Kernel Out-of-Bounds Write Vulnerability
概要
Android Kernel binder_transaction of binder.c contains an out-of-bounds write vulnerability due to an incorrect bounds check that could allow for local privilege escalation. This vulnerability was observed chained with CVE-2019-2215 and CVE-2020-0069 under exploit chain "AbstractEmu."
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る