• ひとことでInternet Explorer のスクリプト処理で、細工したページからプログラムを動かされる弱点です。
  • 深刻度7.5 重要CVSS v3.1
  • まずやること2020年4月のセキュリティ更新を入れる

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2020-0968
製品Microsoft Internet Explorer
深刻度(CVSS)7.5 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2021-11-03
米国政府機関の対応期限2022-05-03
ランサムウェアでの悪用悪用が確認されている
弱点の種類(CWE)CWE-787(範囲外への書き込み)

何が起きた

Internet Explorer のスクリプトエンジン(Web ページのプログラムを実行する部品)が、メモリの中のデータを正しく扱えず、メモリの中身を壊してしまう弱点が見つかり、実際に悪用が確認されています。攻撃者は、利用者と同じ権限で任意の(攻撃者が好きに選べる)プログラムを動かせるおそれがあり、利用者が管理者権限でログインしていると、機器を乗っ取られるおそれがあります。NVD の評価では、ネットワーク経由でログインなしに悪用できますが、利用者が細工したページを見るなどの操作が必要です。CISA によると、ランサムウェアの攻撃にも使われたことが分かっています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した Web ページを用意する → 2. 利用者がページを Internet Explorer で見る → 3. スクリプトエンジンのメモリが壊される → 4. 利用者の権限でプログラムが動く1攻撃者が細工した Web ページを用意する2利用者がページを Internet Explorer で見る3スクリプトエンジンのメモリが壊される4利用者の権限でプログラムが動く攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した Web ページを用意する → 2. 利用者がページを Internet Explorer で見る → 3. スクリプトエンジンのメモリが壊される → 4. 利用者の権限でプログラムが動く1攻撃者が細工した Web ページを用意する2利用者がページを Internet Explorer で見る3スクリプトエンジンのメモリが壊される4利用者の権限でプログラムが動く攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した Web ページを用意する → 2. 利用者がページを Internet Explorer で見る → 3. スクリプトエンジンのメモリが壊される → 4. 利用者の権限でプログラムが動く1攻撃者が細工した Web ページを用意する2利用者がページを Internet Explorer で見る3スクリプトエンジンのメモリが壊される4利用者の権限でプログラムが動く

誰が影響を受ける

Microsoft によると、Internet Explorer 9 と Internet Explorer 11 を使っている人や組織が対象です。Microsoft は、一部の Windows 10 では Internet Explorer 11 のデスクトップアプリのサポートが終わっているとしています。

何をすればいい

Microsoft が 2020年4月14日に公開したセキュリティ更新プログラム(Internet Explorer の累積更新 KB4550905 や、Windows 10 の各版のセキュリティ更新)を入れてください。一部の Windows 10 では Internet Explorer 11 のデスクトップアプリのサポートが終わっているため、使い続けないようにしてください。知らない相手から届いたリンクや文書は開かないようにし、あわせて Microsoft の公式の案内を確認してください。

やることチェックリスト

  • 2020年4月のセキュリティ更新を入れる
  • Internet Explorer 11 を使い続けない
  • 知らない相手からのリンクや文書を開かない

用語メモ

スクリプトエンジン 用語集で見る
Web ページに書かれた JavaScript などのプログラムを読み取って実行する部品です。
ランサムウェア 用語集で見る
データを暗号化して使えなくし、元に戻すことと引きかえにお金を求める不正なプログラムです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Microsoft Internet Explorer Scripting Engine Memory Corruption Vulnerability

概要

Microsoft Internet Explorer contains a memory corruption vulnerability due to how the Scripting Engine handles objects in memory, leading to remote code execution.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る