• ひとことでApple の iPhone や Mac などで、カーネルのメモリの中身が漏れる弱点です。
  • 深刻度5.5 警告CVSS v3.1
  • まずやることiPhone と iPad を iOS 14.2 以降に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2020-27950
製品Apple Multiple Products
深刻度(CVSS)5.5 警告CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N
KEVへの追加日2021-11-03
米国政府機関の対応期限2022-05-03
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-665(初期化の不備)

何が起きた

Apple の iOS、iPadOS、macOS、watchOS のカーネル(OS の中心部分)に、メモリの初期化が正しくない弱点が見つかりました。悪意のあるアプリが、カーネルのメモリの中身を読み出せる可能性があります。NVD の評価では、機器の上で動くアプリなどから悪用され、利用者の操作が必要とされています。Apple は、この弱点を悪用する攻撃コードが実際に存在するという報告を把握していると公表しており、CISA も実際の悪用を確認しています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 悪意のあるアプリが端末で動く → 2. カーネルの弱点を突く → 3. カーネルのメモリの中身を読み出す1悪意のあるアプリが端末で動く2カーネルの弱点を突く3カーネルのメモリの中身を読み出す攻撃の流れ: 1. 悪意のあるアプリが端末で動く → 2. カーネルの弱点を突く → 3. カーネルのメモリの中身を読み出す1悪意のあるアプリが端末で動く2カーネルの弱点を突く3カーネルのメモリの中身を読み出す攻撃の流れ: 1. 悪意のあるアプリが端末で動く → 2. カーネルの弱点を突く → 3. カーネルのメモリの中身を読み出す1悪意のあるアプリが端末で動く2カーネルの弱点を突く3カーネルのメモリの中身を読み出す

誰が影響を受ける

修正前の iOS、iPadOS、macOS、watchOS を使っている人が対象です。iOS 12.4.9 は古い iPhone(iPhone 5s、iPhone 6 など)向けの修正です。

何をすればいい

iOS 14.2 と iPadOS 14.2、iOS 12.4.9、macOS Big Sur 11.0.1、watchOS 7.1、watchOS 6.2.9、watchOS 5.3.9 などで修正されています。macOS Catalina は 10.15.7 Supplemental Update、Mojave と High Sierra は Security Update 2020-006 で修正されています。Apple の公式の案内を確認し、これらの版以降に更新されているか確認してください。

やることチェックリスト

  • iPhone と iPad を iOS 14.2 以降に更新する
  • Mac を macOS Big Sur 11.0.1 以降に更新する
  • Apple Watch を watchOS 7.1 以降に更新する

用語メモ

カーネル 用語集で見る
OS の中心にあり、メモリや機器の管理など大事な仕事をする部分です。
メモリ 用語集で見る
コンピューターが作業中のデータを一時的に置いておく場所です。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Apple Multiple Products Memory Initialization Vulnerability

概要

Apple iOS, iPadOS, macOS, and watchOS contain a memory initialization vulnerability that may allow a malicious application to disclose kernel memory.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る