• ひとことでChrome などの V8 で、データの型を取り違えてしまう弱点です。
  • 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることGoogle Chrome を 80.0.3987.122 以降に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2020-6418
製品Google Chromium V8
深刻度(CVSS)8.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2021-11-03
米国政府機関の対応期限2022-05-03
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-843(型の取り違え)

何が起きた

Google Chrome などに使われている V8(JavaScript を動かす部品)に、データの型を取り違えてしまう弱点(型の取り違え)が見つかりました。細工した HTML ページを使って、離れた場所の攻撃者がヒープ(プログラムが使うメモリの領域)の破損を悪用できる可能性があります。NVD の評価では、ネットワーク経由で、権限は不要ですが、利用者がページを開くなどの操作が必要とされています。CISA の KEV に載っており、Google もこの弱点の悪用コードが実際に出回っているという報告を把握していると説明しています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した HTML ページを用意する → 2. 利用者がそのページを開く → 3. V8 で型の取り違えが起きる → 4. ヒープの破損を悪用される1攻撃者が細工した HTML ページを用意する2利用者がそのページを開く3V8 で型の取り違えが起きる4ヒープの破損を悪用される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した HTML ページを用意する → 2. 利用者がそのページを開く → 3. V8 で型の取り違えが起きる → 4. ヒープの破損を悪用される1攻撃者が細工した HTML ページを用意する2利用者がそのページを開く3V8 で型の取り違えが起きる4ヒープの破損を悪用される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した HTML ページを用意する → 2. 利用者がそのページを開く → 3. V8 で型の取り違えが起きる → 4. ヒープの破損を悪用される1攻撃者が細工した HTML ページを用意する2利用者がそのページを開く3V8 で型の取り違えが起きる4ヒープの破損を悪用される

誰が影響を受ける

Google Chrome の 80.0.3987.122 より前の版を使っている人・組織が対象です。CISA によると、Chromium を使う他のブラウザ(Microsoft Edge や Opera など)も影響を受ける可能性があります。

何をすればいい

Google Chrome が 80.0.3987.122 以降に更新されているか確認します。Microsoft Edge や Opera など、Chromium を使う他のブラウザも、それぞれのメーカーの案内に従って更新します。あわせて Google の公式の案内(Chrome のリリース情報)を確認し、知らない相手から届いたリンクやページは開かないようにしてください。

やることチェックリスト

  • Google Chrome を 80.0.3987.122 以降に更新する
  • Edge など他のブラウザもメーカーの案内で更新する
  • 知らない相手からのリンクやページを開かないようにする

用語メモ

V8 用語集で見る
Google が作った、ウェブページの JavaScript を動かすための部品です。
型の取り違え 用語集で見る
あるデータを、本来とは違う種類のデータだと思い込んで扱ってしまう問題です。
ヒープ 用語集で見る
プログラムが動いている間に、必要に応じて確保して使うメモリの領域です。
Chromium 用語集で見る
Google Chrome などのもとになっている、誰でも使えるブラウザの土台のソフトウェアです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Google Chromium V8 Type Confusion Vulnerability

概要

Google Chromium V8 Engine contains a type confusion vulnerability allows a remote attacker to potentially exploit heap corruption via a crafted HTML page. This vulnerability could affect multiple web browsers that utilize Chromium, including, but not limited to, Google Chrome, Microsoft Edge, and Opera.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る