• ひとことでVMware vCenter Server の中継の仕組みを素通りされ、内部の機能に届いてしまう弱点です。
  • 深刻度5.3 警告CVSS v3.1
  • まずやることvCenter Server 6.7 を 6.7 U3o 以降に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2021-22017
製品VMware vCenter Server
深刻度(CVSS)5.3 警告CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:N
KEVへの追加日2022-01-10
米国政府機関の対応期限2022-01-24
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-23(相対パスによるパストラバーサル)

何が起きた

VMware vCenter Server の中で通信を中継する rhttpproxy という部品が、URL の書き方の違いを正しく整えずに扱っていました。そのため、ポート 443 に接続できる攻撃者が中継のチェックを素通りし、本来は外から触れない内部の機能(エンドポイント)にアクセスできるおそれがあります。NVD の評価では、ネットワーク経由で、ログインも被害者の操作もなしに悪用できるとされています。この弱点は、実際の攻撃に使われたことが CISA によって確認されています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者がポート 443 に接続する → 2. 書き方を工夫した URL を送る → 3. 中継のチェックを素通りする → 4. 内部のエンドポイントにアクセスする1攻撃者がポート 443 に接続する2書き方を工夫した URL を送る3中継のチェックを素通りする4内部のエンドポイントにアクセスする攻撃の流れ: 1. 攻撃者がポート 443 に接続する → 2. 書き方を工夫した URL を送る → 3. 中継のチェックを素通りする → 4. 内部のエンドポイントにアクセスする1攻撃者がポート 443 に接続する2書き方を工夫した URL を送る3中継のチェックを素通りする4内部のエンドポイントにアクセスする攻撃の流れ: 1. 攻撃者がポート 443 に接続する → 2. 書き方を工夫した URL を送る → 3. 中継のチェックを素通りする → 4. 内部のエンドポイントにアクセスする1攻撃者がポート 443 に接続する2書き方を工夫した URL を送る3中継のチェックを素通りする4内部のエンドポイントにアクセスする

誰が影響を受ける

VMware vCenter Server と VMware Cloud Foundation を使っている組織が対象です。VMware の勧告 VMSA-2021-0020 によると、vCenter Server 6.7 は 6.7 U3o より前、6.5 は 6.5 U3q より前、Cloud Foundation 3.x は 3.10.2.2 より前が影響を受けます。

何をすればいい

vCenter Server 6.7 は 6.7 U3o 以降、6.5 は 6.5 U3q 以降に更新されているか確認してください。Cloud Foundation 3.x を使っている場合は 3.10.2.2 以降に更新してください。勧告では、この弱点の回避策は「なし」とされているため、更新が対策になります。VMware の公式の案内(VMSA-2021-0020)を確認してください。

やることチェックリスト

  • vCenter Server 6.7 を 6.7 U3o 以降に更新する
  • vCenter Server 6.5 を 6.5 U3q 以降に更新する
  • Cloud Foundation 3.x を 3.10.2.2 以降にする

用語メモ

vCenter Server
VMware の仮想マシンやサーバーをまとめて管理するためのソフトです。
エンドポイント 用語集で見る
サーバーの中で、特定の機能を受け持つ窓口(URL の行き先)のことです。
ポート 443
ふつう HTTPS(暗号化された Web 通信)で使われる通信の出入り口の番号です。

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公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

VMware vCenter Server Improper Access Control

概要

Rhttproxy as used in vCenter Server contains a vulnerability due to improper implementation of URI normalization.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る