• ひとことでArm MaliのGPUドライバーに、一般利用者が管理者権限を得られる弱点
  • 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることBifrostとValhallのドライバーをr30p0以降にする

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2021-28664
製品Arm Mali Graphics Processing Unit (GPU)
深刻度(CVSS)8.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2021-11-03
米国政府機関の対応期限2021-11-17
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-787(範囲外への書き込み)

何が起きた

Arm の Mali GPU(スマートフォンなどの画像処理用の部品)のカーネルドライバーに弱点が見つかりました。NVD の説明によると、権限のない利用者が読み取り専用のメモリーに書き込めるようになり、権限昇格やサービス妨害(メモリーの破壊)につながるおそれがあります。NVD の評価では、ネットワーク経由で、一般利用者程度の権限を持つ攻撃者が、利用者の操作なしに悪用できます。CISA によると、実際の悪用が確認されています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が一般利用者の権限で機器を使う → 2. 読み取り専用のメモリーに書き込む → 3. メモリーが壊れて権限が上がる1攻撃者が一般利用者の権限で機器を使う2読み取り専用のメモリーに書き込む3メモリーが壊れて権限が上がる攻撃の流れ: 1. 攻撃者が一般利用者の権限で機器を使う → 2. 読み取り専用のメモリーに書き込む → 3. メモリーが壊れて権限が上がる1攻撃者が一般利用者の権限で機器を使う2読み取り専用のメモリーに書き込む3メモリーが壊れて権限が上がる攻撃の流れ: 1. 攻撃者が一般利用者の権限で機器を使う → 2. 読み取り専用のメモリーに書き込む → 3. メモリーが壊れて権限が上がる1攻撃者が一般利用者の権限で機器を使う2読み取り専用のメモリーに書き込む3メモリーが壊れて権限が上がる

誰が影響を受ける

Arm Mali GPU のカーネルドライバーを使う機器(スマートフォンなど)が対象です。NVD の説明によると、Bifrost の r0p0 から r29p0、Valhall の r19p0 から r29p0、Midgard の r8p0 から r30p0 が影響を受けます。

何をすればいい

NVD の説明によると、Bifrost と Valhall は r30p0、Midgard は r31p0 で修正されています。Arm の公式の案内を確認し、機器のメーカーから出ている更新を適用してください。

やることチェックリスト

  • BifrostとValhallのドライバーをr30p0以降にする
  • Midgardのドライバーをr31p0以降にする
  • 機器メーカーから出ている更新を適用する

用語メモ

カーネルドライバー 用語集で見る
OS の中心部分で動き、部品を動かすためのプログラムです。
権限昇格 用語集で見る
本来より強い権限を不正に手に入れることです。
サービス妨害 用語集で見る
機器やサービスを止めたり、正しく動かなくしたりする攻撃です。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Arm Mali Graphics Processing Unit (GPU) Unspecified Vulnerability

概要

Arm Mali Graphics Processing Unit (GPU) kernel driver contains an unspecified vulnerability that may allow a non-privileged user to gain write access to read-only memory, gain root privilege, corrupt memory, and modify the memory of other processes.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る