• ひとことでApple製品のWebKitの保存機能に、細工したページで不正なプログラムを動かされる弱点
  • 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることiPhoneとiPadをiOS 14.5以降に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2021-30661
製品Apple Multiple Products
深刻度(CVSS)8.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2021-11-03
米国政府機関の対応期限2021-11-17
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-416(解放済みメモリの使用)

何が起きた

Apple の iOS、iPadOS、macOS、tvOS、watchOS、Safari で使われている WebKit Storage(ウェブページのデータを保存する部分)に、解放後使用という弱点が見つかりました。攻撃者が細工したウェブの内容を読み込むと、任意のコード(攻撃者が好きに選べるプログラム)を実行されるおそれがあります。NVD の評価では、ネットワーク経由で、ログイン不要の攻撃者が悪用できますが、利用者がそのページを開くなどの操作が必要です。Apple は悪用された可能性があるという報告を認識しており、CISA も実際の悪用を確認しています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したウェブページを用意する → 2. 利用者がそのページを開く → 3. 片付けたメモリーが誤って使われる → 4. 攻撃者のプログラムが動く1攻撃者が細工したウェブページを用意する2利用者がそのページを開く3片付けたメモリーが誤って使われる4攻撃者のプログラムが動く攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したウェブページを用意する → 2. 利用者がそのページを開く → 3. 片付けたメモリーが誤って使われる → 4. 攻撃者のプログラムが動く1攻撃者が細工したウェブページを用意する2利用者がそのページを開く3片付けたメモリーが誤って使われる4攻撃者のプログラムが動く攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したウェブページを用意する → 2. 利用者がそのページを開く → 3. 片付けたメモリーが誤って使われる → 4. 攻撃者のプログラムが動く1攻撃者が細工したウェブページを用意する2利用者がそのページを開く3片付けたメモリーが誤って使われる4攻撃者のプログラムが動く

誰が影響を受ける

Apple の iPhone、iPad、Mac、Apple TV、Apple Watch、Safari を使っている人が対象です。Apple のセキュリティ情報では、iOS 14.5 と iPadOS 14.5、iOS 12.5.3、macOS Big Sur 11.3、tvOS 14.5、watchOS 7.4、Safari 14.1 で修正されたとされています。CISA は、WebKit を使う Apple 以外の製品にも影響する可能性があるとしています。

何をすればいい

使っている端末が、iOS 14.5 と iPadOS 14.5、iOS 12.5.3、macOS Big Sur 11.3、tvOS 14.5、watchOS 7.4、Safari 14.1 以降に更新されているか確認してください。Apple の公式の案内を確認し、ソフトウェア・アップデートを適用してください。知らない相手から届いたリンクやページは開かないようにしてください。

やることチェックリスト

  • iPhoneとiPadをiOS 14.5以降に更新する
  • MacをmacOS Big Sur 11.3以降に更新する
  • Apple Watchを watchOS 7.4以降に更新する

用語メモ

WebKit 用語集で見る
Apple の Safari などで使われる、ウェブページを読み込んで表示するための仕組みです。
解放後使用 用語集で見る
使い終わって片付けたメモリーを、プログラムが誤ってもう一度使ってしまう不具合です。
任意のコード 用語集で見る
攻撃者が好きに選んで実行させられるプログラムのことです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Apple Multiple Products WebKit Storage Use-After-Free Vulnerability

概要

Apple iOS, iPadOS, macOS, tvOS, watchOS, and Safari WebKit Storage contain a use-after-free vulnerability that leads to code execution when processing maliciously crafted web content. This vulnerability could impact HTML parsers that use WebKit, including but not limited to Apple Safari and non-Apple products which rely on WebKit for HTML processing.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る