- ひとことでApple 製品の画像処理部品に、細工した PDF でコードを動かされる弱点です。
- 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
- まずやることiPhone と iPad を iOS 14.8 以降に更新する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2021-30860 |
|---|---|
| 製品 | Apple Multiple Products |
| 深刻度(CVSS) | 7.8 重要CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2021-11-03 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2021-11-17 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-20(入力の確認の不備) CWE-190(整数オーバーフロー(桁あふれ)) |
何が起きた
Apple の iOS、iPadOS、macOS、watchOS の CoreGraphics という部品に、整数オーバーフローという弱点が見つかりました。細工した PDF を処理すると、任意の(攻撃者が好きに選べる)コードが実行される可能性があります。この弱点は FORCEDENTRY という呼び名でも知られており、Apple は悪用された可能性があるという報告を把握していると説明しています。NVD の評価では、攻撃は対象の機器上で行われ、攻撃者に権限は要りませんが、被害者の操作が必要です。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
iPhone、iPad、Mac、Apple Watch を使っている人が対象です。NVD の説明では、iOS 14.8 と iPadOS 14.8、macOS Big Sur 11.6、Security Update 2021-005 Catalina、watchOS 7.6.2 で修正されています。Apple によると、iPhone 5s、iPhone 6 などの古い機種は iOS 12.5.5 で修正されています。
何をすればいい
iPhone と iPad は iOS 14.8 と iPadOS 14.8 以降(古い機種は iOS 12.5.5 以降)に、Mac は macOS Big Sur 11.6 以降または Security Update 2021-005 Catalina に、Apple Watch は watchOS 7.6.2 以降に更新されているか確認してください。あわせて公式の案内を確認し、古いバージョンが使われていないか確認してください。
やることチェックリスト
- iPhone と iPad を iOS 14.8 以降に更新する
- Mac は Big Sur 11.6 以降か 2021-005 を適用する
- Apple Watch を watchOS 7.6.2 以降に更新する
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- 公式の対策の出典(support.apple.com)
- 公式の対策の出典(support.apple.com)
- 公式の対策の出典(support.apple.com)
- 公式の対策の出典(support.apple.com)
- 公式の対策の出典(support.apple.com)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Apple Multiple Products Integer Overflow Vulnerability
概要
Apple iOS, iPadOS, macOS, and watchOS CoreGraphics contain an integer overflow vulnerability which may allow code execution when processing a maliciously crafted PDF. The vulnerability is also known under the moniker of FORCEDENTRY.
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る