• ひとことでApple の iPhone や Mac などで、アプリに中枢を乗っ取られるおそれがある弱点です。
  • 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることiPhone と iPad を iOS 15.0.2 か 14.8.1 以降にする

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2021-30883
製品Apple Multiple Products
深刻度(CVSS)7.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2022-05-23
米国政府機関の対応期限2022-06-13
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-787(範囲外への書き込み)

何が起きた

Apple の iOS、iPadOS、macOS、watchOS、tvOS で、メモリーの扱いに誤りがあり、アプリが OS の中枢(カーネル)の権限で任意の(攻撃者が好きに選べる)コードを実行できるおそれがある弱点が見つかりました。実際に悪用されたことが確認されており、Apple も悪用された可能性があるという報告を把握しているとしています。NVD の評価では、攻撃は対象の機器の上で行われ、利用者の操作が必要とされています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 細工されたアプリが機器の上で動く → 2. メモリーの扱いの誤りを突く → 3. カーネルの権限でコードを実行する1細工されたアプリが機器の上で動く2メモリーの扱いの誤りを突く3カーネルの権限でコードを実行する攻撃の流れ: 1. 細工されたアプリが機器の上で動く → 2. メモリーの扱いの誤りを突く → 3. カーネルの権限でコードを実行する1細工されたアプリが機器の上で動く2メモリーの扱いの誤りを突く3カーネルの権限でコードを実行する攻撃の流れ: 1. 細工されたアプリが機器の上で動く → 2. メモリーの扱いの誤りを突く → 3. カーネルの権限でコードを実行する1細工されたアプリが機器の上で動く2メモリーの扱いの誤りを突く3カーネルの権限でコードを実行する

誰が影響を受ける

iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple TV を使っている人が対象です。修正版は、iOS 15.0.2 と iPadOS 15.0.2、iOS 14.8.1 と iPadOS 14.8.1、macOS Monterey 12.0.1、macOS Big Sur 11.6.1、watchOS 8.1、tvOS 15.1 です。これより前の版は影響を受けます。

何をすればいい

各機器のソフトウェア・アップデートで、上の修正版以降に更新されているか確認してください。Apple のセキュリティ情報のページで、自分の機器が対象かどうかも確かめてください。公式の案内を確認して対応してください。

やることチェックリスト

  • iPhone と iPad を iOS 15.0.2 か 14.8.1 以降にする
  • Mac を Monterey 12.0.1 か Big Sur 11.6.1 以降にする
  • Apple Watch と Apple TV も最新の版に更新する

用語メモ

カーネル 用語集で見る
OS の中心となる部分で、機器全体を動かす最も強い権限を持っています。
メモリー 用語集で見る
プログラムが動くときにデータを一時的に置いておく場所です。扱いを誤ると、思わぬ動きにつながります。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Apple Multiple Products Memory Corruption Vulnerability

概要

Apple iOS, macOS, watchOS, and tvOS contain a memory corruption vulnerability that could allow for remote code execution.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る