• ひとことでWindows の Win32k で、管理者の権限を取られる弱点
  • 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることWindows Update で最新の更新を入れる

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2021-40449
製品Microsoft Windows
深刻度(CVSS)7.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2021-11-17
米国政府機関の対応期限2021-12-01
ランサムウェアでの悪用悪用が確認されている
弱点の種類(CWE)CWE-416(解放済みメモリの使用)

何が起きた

Windows の画面の表示などを担う部分(Win32k)に、使い終わったメモリーをもう一度使ってしまう弱点(解放後の使用)が見つかり、実際に悪用が確認されています。悪用されると、ふつうの利用者の権限から、より強い権限を手に入れられてしまいます(権限昇格)。NVD の評価では、攻撃者は対象のコンピューターの上で、一般利用者程度の権限があれば、利用者の操作なしに悪用できます。CISA によると、ランサムウェアの攻撃にも使われたことが分かっています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者がふつうの利用者として動く → 2. Win32k の弱点を突く操作をする → 3. 使い終わったメモリーが再び使われる → 4. より強い権限を手に入れる1攻撃者がふつうの利用者として動く2Win32k の弱点を突く操作をする3使い終わったメモリーが再び使われる4より強い権限を手に入れる攻撃の流れ: 1. 攻撃者がふつうの利用者として動く → 2. Win32k の弱点を突く操作をする → 3. 使い終わったメモリーが再び使われる → 4. より強い権限を手に入れる1攻撃者がふつうの利用者として動く2Win32k の弱点を突く操作をする3使い終わったメモリーが再び使われる4より強い権限を手に入れる攻撃の流れ: 1. 攻撃者がふつうの利用者として動く → 2. Win32k の弱点を突く操作をする → 3. 使い終わったメモリーが再び使われる → 4. より強い権限を手に入れる1攻撃者がふつうの利用者として動く2Win32k の弱点を突く操作をする3使い終わったメモリーが再び使われる4より強い権限を手に入れる

誰が影響を受ける

Microsoft によると、Windows 7、Windows 8.1、Windows 10、Windows 11 version 21H2、Windows Server 2008 から Windows Server 2022 までの、多くの Windows が対象です。

何をすればいい

Microsoft は 2021年10月12日のセキュリティ更新で修正しています。たとえば Windows 10 Version 21H1 は KB5006670、Windows 10 Version 1809 と Windows Server 2019 は KB5006672、Windows 11 version 21H2 は KB5006674、Windows Server 2022 は KB5006699 です。Windows Update で更新が入っているか確認し、あわせて Microsoft の公式の案内を確認してください。

やることチェックリスト

  • Windows Update で最新の更新を入れる
  • 2021年10月の更新が入っているか確かめる
  • Windows Server も同じように更新する

用語メモ

Win32k 用語集で見る
Windows の中で、画面の表示やウィンドウの管理などを担う部分です。
解放後の使用 用語集で見る
使い終わって返したメモリーを、プログラムがもう一度使ってしまう不具合です。悪用されると、攻撃者の思いどおりに動かされることがあります。
権限昇格 用語集で見る
ふつうの利用者の権限から、管理者などのより強い権限を不正に手に入れることです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Microsoft Windows Win32k Privilege Escalation Vulnerability

概要

Unspecified vulnerability allows for an authenticated user to escalate privileges.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る