• ひとことでLinuxカーネルの通知の仕組みで、メモリの範囲の外に書き込まれ、権限を高められる弱点です。
  • 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
  • まずやること使っているLinuxのカーネルの版を確かめる

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2022-0995
製品Linux Kernel
深刻度(CVSS)7.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2026-08-26
米国政府機関の対応期限2026-08-29
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-787(範囲外への書き込み)

何が起きた

Linux カーネルのイベントを知らせる仕組み(watch_queue)に、メモリの決められた範囲の外に書き込んでしまう弱点が見つかり、実際に悪用が確認されています。カーネルの状態の一部を書き換えられ、その機器を使える攻撃者に、強い権限を得られたり、システムを止められたりするおそれがあります。この弱点は、その機器の上で、一般の利用者程度の権限を持つ攻撃者が悪用できる条件です。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が機器の上で処理を動かす → 2. watch_queueでメモリの範囲の外に書き込む → 3. 強い権限を得たりシステムを止めたりする1攻撃者が機器の上で処理を動かす2watch_queueでメモリの範囲の外に書き込む3強い権限を得たりシステムを止めたりする攻撃の流れ: 1. 攻撃者が機器の上で処理を動かす → 2. watch_queueでメモリの範囲の外に書き込む → 3. 強い権限を得たりシステムを止めたりする1攻撃者が機器の上で処理を動かす2watch_queueでメモリの範囲の外に書き込む3強い権限を得たりシステムを止めたりする攻撃の流れ: 1. 攻撃者が機器の上で処理を動かす → 2. watch_queueでメモリの範囲の外に書き込む → 3. 強い権限を得たりシステムを止めたりする1攻撃者が機器の上で処理を動かす2watch_queueでメモリの範囲の外に書き込む3強い権限を得たりシステムを止めたりする

誰が影響を受ける

Linux カーネル 5.8 以降を使っている機器が影響を受けます。修正版の例は 5.10.106、5.15.29、5.16.15、5.17 です。

何をすればいい

使っている Linux の配布元(ディストリビューション)の案内に従って、修正されたカーネルに更新してください。すでに修正版のカーネルになっていれば、更新は不要です。また、CISA は、この脆弱性について侵害の痕跡がないか調べるよう求めています。

やることチェックリスト

  • 使っているLinuxのカーネルの版を確かめる
  • 配布元の案内に従ってカーネルを更新する
  • CISAの求めに沿って侵害の痕跡を調べる

用語メモ

Linux カーネル 用語集で見る
Linux という OS の中心となる部分で、機器や資源を管理するプログラムです。
watch_queue
Linux カーネルで、出来事(イベント)をプログラムに知らせるための仕組みです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Linux Kernel Out-of-Bounds Write Vulnerability

概要

Linux Kernel contains an out-of-bounds memory write vulnerability which could allow a local user to gain privileged access or cause a denial of service on the system.

推奨対応

Apply mitigations in accordance with vendor instructions, ensuring compliance with CISA’s BOD 26-04 Prioritizing Security Updates Based on Risk (see URL in Notes) guidance and CISA’s “Forensics Triage Requirements” (see URL in Notes). Follow applicable BOD 26-04 guidance for cloud services or discontinue use of the product if mitigations are unavailable. Stakeholders are responsible for evaluating each asset's internet exposure and ensuring adherence to BOD 26-04 patching guidelines.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る