• ひとことでCisco の小規模向けルーターの SSL VPN で、外からプログラムを実行される弱点です。
  • 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
  • まずやることRV340 などの型番とファームウェアの版を確認する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2022-20699
製品Cisco Small Business RV160, RV260, RV340, and RV345 Series Routers
深刻度(CVSS)9.8 緊急CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2022-03-03
米国政府機関の対応期限2022-03-17
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-785

何が起きた

Cisco Small Business RV シリーズのルーターの SSL VPN の機能で、受け取った HTTP のリクエストの長さなどの確認が不十分なため、攻撃者が任意の(攻撃者が好きに選べる)プログラムを root 権限で実行できてしまう弱点が見つかり、実際に悪用が確認されています。Cisco と NVD の評価では、攻撃者はネットワーク経由で、ログインも利用者の操作もなしに悪用できるとされています。Cisco によると、ルーターが SSL VPN の接続先(ゲートウェイ)として動いているときに、細工した HTTP のリクエストを送られることで悪用されます。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. ルーターが SSL VPN の接続先として動いている → 2. 攻撃者が細工した HTTP のリクエストを送る → 3. 確認の不足を突いてプログラムを動かす → 4. root 権限で任意のプログラムが実行される1ルーターが SSL VPN の接続先として動いている2攻撃者が細工した HTTP のリクエストを送る3確認の不足を突いてプログラムを動かす4root 権限で任意のプログラムが実行される攻撃の流れ: 1. ルーターが SSL VPN の接続先として動いている → 2. 攻撃者が細工した HTTP のリクエストを送る → 3. 確認の不足を突いてプログラムを動かす → 4. root 権限で任意のプログラムが実行される1ルーターが SSL VPN の接続先として動いている2攻撃者が細工した HTTP のリクエストを送る3確認の不足を突いてプログラムを動かす4root 権限で任意のプログラムが実行される攻撃の流れ: 1. ルーターが SSL VPN の接続先として動いている → 2. 攻撃者が細工した HTTP のリクエストを送る → 3. 確認の不足を突いてプログラムを動かす → 4. root 権限で任意のプログラムが実行される1ルーターが SSL VPN の接続先として動いている2攻撃者が細工した HTTP のリクエストを送る3確認の不足を突いてプログラムを動かす4root 権限で任意のプログラムが実行される

誰が影響を受ける

Cisco によると、この弱点の対象は RV340、RV340W、RV345、RV345P です。RV340 と RV345 シリーズでは、ファームウェア 1.0.03.24 以前が影響を受けます。

何をすればいい

ルーターのファームウェアを、修正版の 1.0.03.26 以降に更新されているか確認してください。Cisco は、この弱点に回避策(ワークアラウンド)はないとしています。公式の案内を確認し、修正版への更新を急いでください。

やることチェックリスト

  • RV340 などの型番とファームウェアの版を確認する
  • ファームウェアを 1.0.03.26 以降に更新する
  • 更新後にファームウェアの版をもう一度確認する

用語メモ

SSL VPN 用語集で見る
暗号化した通信を使って、外出先などから社内のネットワークに安全につなぐための仕組みのことです。
root 権限 用語集で見る
Linux などで、機器のすべての操作ができる最も強い管理者の権限のことです。
ファームウェア 用語集で見る
ルーターなどの機器の中で動いている、機器を制御するためのソフトウェアのことです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Cisco Small Business RV Series Routers Stack-based Buffer Overflow Vulnerability

概要

A vulnerability in Cisco Small Business RV160, RV260, RV340, and RV345 Series Routers could allow an attacker to do any of the following: Execute arbitrary code elevate privileges, execute arbitrary commands, bypass authentication and authorization protections, fetch and run unsigned software, or cause a denial of service (DoS).

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る