• ひとことでArm Mali GPU のドライバーで、書き換え禁止のメモリーを書き換えられる弱点です。
  • 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
  • まずやること機器のメーカーが配る更新を適用する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2022-22706
製品Arm Mali Graphics Processing Unit (GPU)
深刻度(CVSS)7.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2023-03-30
米国政府機関の対応期限2023-04-20
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-119(メモリバッファの範囲の制限の不備)

何が起きた

Arm の Mali GPU(画像を処理する部品)のカーネルドライバーで、特別な権限を持たない利用者が、読み取り専用のはずのメモリーに書き込めてしまう弱点が見つかりました。対象の機器に一般利用者程度の権限を持つ攻撃者が、その機器の上で悪用できます。CISA の一覧に載っており、実際の悪用が確認されています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が一般利用者として機器を使う → 2. GPU のドライバーの弱点を突く → 3. 読み取り専用のメモリーに書き込む1攻撃者が一般利用者として機器を使う2GPU のドライバーの弱点を突く3読み取り専用のメモリーに書き込む攻撃の流れ: 1. 攻撃者が一般利用者として機器を使う → 2. GPU のドライバーの弱点を突く → 3. 読み取り専用のメモリーに書き込む1攻撃者が一般利用者として機器を使う2GPU のドライバーの弱点を突く3読み取り専用のメモリーに書き込む攻撃の流れ: 1. 攻撃者が一般利用者として機器を使う → 2. GPU のドライバーの弱点を突く → 3. 読み取り専用のメモリーに書き込む1攻撃者が一般利用者として機器を使う2GPU のドライバーの弱点を突く3読み取り専用のメモリーに書き込む

誰が影響を受ける

Mali GPU を使った機器(スマートフォンなど)を使っている人が対象です。NVD の説明では、Midgard の r26p0 から r31p0、Bifrost の r0p0 から r35p0、Valhall の r19p0 から r35p0 が影響を受けるとされています。

何をすればいい

Arm によると、この弱点は Bifrost と Valhall のドライバーの r36p0、Midgard のドライバーの r32p0 で直されています。ドライバーは機器に組み込まれていることが多いため、機器のメーカーが配る更新を適用してください。

やることチェックリスト

  • 機器のメーカーが配る更新を適用する
  • Mali GPU のドライバーの版番号を確かめる
  • 機器の設定画面で更新の有無を確かめる

用語メモ

GPU 用語集で見る
画像や映像の処理を受け持つ部品です。
カーネルドライバー 用語集で見る
OS の中心部分(カーネル)で動き、部品を動かすためのプログラムです。
読み取り専用
中身を見ることはできても、書き換えはできないように決められた状態です。

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公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Arm Mali GPU Kernel Driver Unspecified Vulnerability

概要

Arm Mali GPU Kernel Driver contains an unspecified vulnerability that allows a non-privileged user to achieve write access to read-only memory pages.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る