- ひとことでMicrosoft の Active Directory で、証明書を悪用して権限を高められる弱点です。
- 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
- まずやること2022年5月以降の更新をサーバーに適用する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2022-26923 |
|---|---|
| 製品 | Microsoft Active Directory |
| 深刻度(CVSS) | 8.8 重要CVSS v3.1 NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2022-08-18 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2022-09-08 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-295(証明書の検証の不備) |
何が起きた
Microsoft の Active Directory ドメインサービスで、ログイン済みの利用者が、自分が持つか管理するコンピューターアカウントの属性を書き換え、Active Directory 証明書サービスから証明書を取得することで、SYSTEM の権限まで高められる弱点が見つかりました。NVD に登録された Microsoft の評価では、一般利用者程度の権限を持つ攻撃者が、離れた場所から利用者の操作なしに悪用できるとされています。CISA の KEV に、悪用が確認された脆弱性として載っています。なお、Microsoft の公開時点の情報では悪用は確認されていないとされていました。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Windows Server 2012 R2、2016、2019、2022 などで Active Directory を運用している組織が対象です。Microsoft によると、ネットワーク内のサーバーに Active Directory 証明書サービスと Active Directory ドメインサービスの両方の役割が入っている場合に影響を受けます(同じサーバーでなくても対象です)。
何をすればいい
2022年5月以降の Windows のセキュリティ更新プログラムを、ドメインコントローラーなどに適用しているか確認してください。Microsoft は 2023年4月 に第2段階の更新を出し、レジストリで無効モードにする設定を使えなくしています。証明書による認証の変更点について、Microsoft の公式の案内を確認してください。
やることチェックリスト
- 2022年5月以降の更新をサーバーに適用する
- 2023年4月の第2段階の更新も適用する
- 証明書サービスを入れたサーバーを確かめる
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Microsoft Active Directory Domain Services Privilege Escalation Vulnerability
概要
An authenticated user could manipulate attributes on computer accounts they own or manage, and acquire a certificate from Active Directory Certificate Services that would allow for privilege escalation to SYSTEM.
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る