• ひとことでApple の iOS・macOS のカーネルで、アプリに最高権限で操作されるおそれがある弱点です。
  • 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることiPhone や iPad を iOS 15.6.1 以降に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2022-32894
製品Apple iOS and macOS
深刻度(CVSS)7.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2022-08-18
米国政府機関の対応期限2022-09-08
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-20(入力の確認の不備)
CWE-787(範囲外への書き込み)

何が起きた

Apple の iOS、iPadOS、macOS の中心部分(カーネル)に、決められた範囲の外にデータを書き込んでしまう弱点が見つかりました。これを悪用されると、アプリがカーネルの権限で任意の(攻撃者が好きに選べる)コードを実行できるおそれがあります。NVD の評価では、対象の機器上で、利用者の操作が必要な形で悪用されるとされています。Apple は悪用された可能性があるという報告を把握していて、CISA の KEV にも載っています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 細工されたアプリが機器で動く → 2. カーネルの範囲外にデータを書き込む → 3. カーネルの権限でコードが実行される1細工されたアプリが機器で動く2カーネルの範囲外にデータを書き込む3カーネルの権限でコードが実行される攻撃の流れ: 1. 細工されたアプリが機器で動く → 2. カーネルの範囲外にデータを書き込む → 3. カーネルの権限でコードが実行される1細工されたアプリが機器で動く2カーネルの範囲外にデータを書き込む3カーネルの権限でコードが実行される攻撃の流れ: 1. 細工されたアプリが機器で動く → 2. カーネルの範囲外にデータを書き込む → 3. カーネルの権限でコードが実行される1細工されたアプリが機器で動く2カーネルの範囲外にデータを書き込む3カーネルの権限でコードが実行される

誰が影響を受ける

iPhone、iPad、Mac を使っている人や組織が対象です。iOS 15.6.1 と iPadOS 15.6.1、macOS Monterey 12.5.1 より前のものが影響を受けます。macOS Big Sur 向けには macOS Big Sur 11.7 で修正されています。

何をすればいい

iPhone や iPad は iOS 15.6.1 と iPadOS 15.6.1 以降、Mac は macOS Monterey 12.5.1 以降(Big Sur の場合は macOS Big Sur 11.7 以降)に更新されているか確認してください。あわせて、Apple の公式の案内を確認してください。

やることチェックリスト

  • iPhone や iPad を iOS 15.6.1 以降に更新する
  • Mac を macOS Monterey 12.5.1 以降に更新する
  • Big Sur の Mac は 11.7 以降に更新する

用語メモ

カーネル 用語集で見る
OS の中心部分で、機器全体を最も強い権限で管理するプログラムです。
任意の
攻撃者が好きに選べる、という意味です。任意のコードが実行されると、機器を思いどおりに操作されるおそれがあります。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Apple iOS and macOS Out-of-Bounds Write Vulnerability

概要

Apple iOS and macOS contain an out-of-bounds write vulnerability that could allow an application to execute code with kernel privileges.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る