• ひとことでChrome などの V8 で、細工したページを見るとメモリーを壊されるおそれがある弱点です。
  • 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることChrome を 108.0.5359.94 以降に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2022-4262
製品Google Chromium V8
深刻度(CVSS)8.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2022-12-05
米国政府機関の対応期限2022-12-26
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-122(ヒープ領域のバッファオーバーフロー)
CWE-843(型の取り違え)

何が起きた

Google Chrome などが JavaScript を動かすために使う V8 に、データの型を取り違えてしまう弱点(型の取り違え)が見つかりました。細工した HTML ページを開くと、ヒープ(プログラムが使うメモリーの領域)を壊されるおそれがあります。Google は、この弱点を突く攻撃方法が実際に出回っていることを把握していると説明しています。攻撃者はネットワーク経由で、ログインなしに悪用できますが、利用者がページを開くなどの操作が必要です。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した HTML ページを用意する → 2. 利用者がそのページを開く → 3. V8 で型の取り違えが起きる → 4. メモリーの領域が壊される1攻撃者が細工した HTML ページを用意する2利用者がそのページを開く3V8 で型の取り違えが起きる4メモリーの領域が壊される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した HTML ページを用意する → 2. 利用者がそのページを開く → 3. V8 で型の取り違えが起きる → 4. メモリーの領域が壊される1攻撃者が細工した HTML ページを用意する2利用者がそのページを開く3V8 で型の取り違えが起きる4メモリーの領域が壊される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した HTML ページを用意する → 2. 利用者がそのページを開く → 3. V8 で型の取り違えが起きる → 4. メモリーの領域が壊される1攻撃者が細工した HTML ページを用意する2利用者がそのページを開く3V8 で型の取り違えが起きる4メモリーの領域が壊される

誰が影響を受ける

Google Chrome の 108.0.5359.94 より前を使っている人が対象です。CISA によると、Microsoft Edge や Opera など、Chromium をもとにしたほかのブラウザーにも影響するおそれがあります。

何をすればいい

Chrome を 108.0.5359.94 以降に更新してください(Windows では 108.0.5359.94 か 108.0.5359.95 が配られました)。Edge や Opera などを使っている場合も、それぞれの更新を適用しましょう。あわせて、Google の公式の案内(Chrome のリリースノート)を確認してください。

やることチェックリスト

  • Chrome を 108.0.5359.94 以降に更新する
  • 更新後にブラウザーを再起動する
  • Edge や Opera も更新を適用する

用語メモ

V8 用語集で見る
Chrome などで、Web ページの JavaScript というプログラムを動かす仕組みです。
型の取り違え 用語集で見る
データの種類(型)を間違えて扱ってしまう不具合です。メモリーの中身がおかしくなり、悪用されることがあります。
Chromium 用語集で見る
Google が中心になって作っている、Chrome のもとになっているブラウザーのソフトウェアです。Edge や Opera などもこれを使っています。

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公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Google Chromium V8 Type Confusion Vulnerability

概要

Google Chromium V8 Engine contains a type confusion vulnerability that allows a remote attacker to potentially exploit heap corruption via a crafted HTML page. This vulnerability could affect multiple web browsers that utilize Chromium, including, but not limited to, Google Chrome, Microsoft Edge, and Opera.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る