- ひとことでApple 製品で、メモリーを守るポインター認証をすり抜けられる弱点です。
- 深刻度7.0 重要CVSS v3.1
- まずやることiPhone と iPad を iOS 16.2 以降に更新する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2022-48618 |
|---|---|
| 製品 | Apple Multiple Products |
| 深刻度(CVSS) | 7.0 重要CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:H/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2024-01-31 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2024-02-21 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-367(確認と使用の間の競合状態(TOCTOU)) |
何が起きた
Apple の iOS、iPadOS、macOS、tvOS、watchOS に、確認した時点と使う時点のずれ(TOCTOU)によってメモリーが壊れる弱点が見つかりました。すでにメモリーを好きに読み書きできる攻撃者が、ポインター認証という保護のしくみをすり抜けられるおそれがあります。Apple は、iOS 15.7.1 より前に出た iOS で悪用された可能性があるという報告を把握しています。この弱点の悪用には、対象の機器上で一般利用者程度の権限が必要です。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
macOS Ventura 13.1、watchOS 9.2、iOS 16.2 と iPadOS 16.2、tvOS 16.2 より前のバージョンを使っている人が対象です。
何をすればいい
iPhone や iPad は iOS 16.2 と iPadOS 16.2 以降、Mac は macOS Ventura 13.1 以降、Apple Watch は watchOS 9.2 以降、Apple TV は tvOS 16.2 以降に更新されているか確認します。あわせて、Apple の公式の案内(セキュリティアップデートの情報)を確認します。
やることチェックリスト
- iPhone と iPad を iOS 16.2 以降に更新する
- Mac を macOS Ventura 13.1 以降に更新する
- Apple Watch と Apple TV も最新に更新する
用語メモ
- ポインター認証
- メモリーの場所を指す情報(ポインター)に署名を付け、書き換えを見つけて防ぐ保護のしくみです。
- TOCTOU
- 確認した時点と実際に使う時点の間に状態が変わってしまうことで起きる不具合です。
- iOS
- iPhone で動く Apple の基本ソフトです。
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- 公式の対策の出典(support.apple.com)
- 公式の対策の出典(support.apple.com)
- 公式の対策の出典(support.apple.com)
- 公式の対策の出典(support.apple.com)
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Apple Multiple Products Memory Corruption Vulnerability
概要
Apple iOS, iPadOS, macOS, tvOS, and watchOS contain a time-of-check/time-of-use (TOCTOU) memory corruption vulnerability that allows an attacker with read and write capabilities to bypass Pointer Authentication.
推奨対応
Apply mitigations per vendor instructions or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る