• ひとことでApple 製品の WebKit で、細工した Web ページからプログラムを実行される弱点です。
  • 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることiPhone と iPad を iOS 16.3.1 以降に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2023-23529
製品Apple Multiple Products
深刻度(CVSS)8.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2023-02-14
米国政府機関の対応期限2023-03-07
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-843(型の取り違え)

何が起きた

Safari などが Web ページを表示するのに使う部品 WebKit に、データの種類を取り違える弱点(型の取り違え)が見つかりました。細工された Web コンテンツを処理すると、任意の(攻撃者が好きに選べる)プログラムを実行される可能性があります。Apple はこの弱点が悪用された可能性があるという報告を把握しており、CISA も悪用を確認しています。NVD の評価では、ネットワーク経由で悪用でき、利用者が細工したページを開くなどの操作が必要とされています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した Web ページを用意する → 2. 利用者がそのページを開く → 3. WebKit がデータの種類を取り違える → 4. 攻撃者のプログラムが実行される1攻撃者が細工した Web ページを用意する2利用者がそのページを開く3WebKit がデータの種類を取り違える4攻撃者のプログラムが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した Web ページを用意する → 2. 利用者がそのページを開く → 3. WebKit がデータの種類を取り違える → 4. 攻撃者のプログラムが実行される1攻撃者が細工した Web ページを用意する2利用者がそのページを開く3WebKit がデータの種類を取り違える4攻撃者のプログラムが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した Web ページを用意する → 2. 利用者がそのページを開く → 3. WebKit がデータの種類を取り違える → 4. 攻撃者のプログラムが実行される1攻撃者が細工した Web ページを用意する2利用者がそのページを開く3WebKit がデータの種類を取り違える4攻撃者のプログラムが実行される

誰が影響を受ける

iPhone、iPad、Mac、Safari を使っている人が対象です。修正は iOS 15.7.4 と iPadOS 15.7.4、iOS 16.3.1 と iPadOS 16.3.1、macOS Ventura 13.2.1、Safari 16.3(macOS Big Sur と macOS Monterey 用)で行われており、それより前の版が影響を受けます。CISA によると、WebKit を使う Apple 以外の製品も影響を受けることがあります。

何をすればいい

お使いの機器が、iOS 16.3.1、iPadOS 16.3.1、macOS Ventura 13.2.1 以降に更新されているか確認してください。古い iPhone や iPad は iOS 15.7.4 と iPadOS 15.7.4、macOS Big Sur と macOS Monterey は Safari 16.3 に更新します。公式の案内を確認し、手順に従って更新してください。更新するまでは、知らない相手から送られてきたリンクを開かないようにしてください。

やることチェックリスト

  • iPhone と iPad を iOS 16.3.1 以降に更新する
  • Mac を macOS Ventura 13.2.1 以降に更新する
  • Big Sur と Monterey は Safari 16.3 に更新する

用語メモ

WebKit 用語集で見る
Web ページを読み込んで表示するための部品です。Safari や、iPhone と iPad のブラウザで使われています。
型の取り違え 用語集で見る
プログラムがデータの種類を間違えて扱ってしまう不具合です。メモリーの中身を壊され、攻撃に使われることがあります。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Apple Multiple Products WebKit Type Confusion Vulnerability

概要

Apple iOS, MacOS, Safari and iPadOS WebKit contain a type confusion vulnerability that leads to code execution when processing maliciously crafted web content. This vulnerability could impact HTML parsers that use WebKit, including but not limited to Apple Safari and non-Apple products which rely on WebKit for HTML processing.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る