- ひとことでWS_FTP Server のファイル受け渡し機能で、外からコマンドを実行される弱点です。
- 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
- まずやることWS_FTP Serverの版番号を確認する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2023-40044 |
|---|---|
| 製品 | Progress WS_FTP Server |
| 深刻度(CVSS) | 8.8 重要CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2023-10-05 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2023-10-26 |
| ランサムウェアでの悪用 | 悪用が確認されている |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-502(信頼できないデータのデシリアライズ) |
何が起きた
Progress の WS_FTP Server の Ad Hoc Transfer というファイル受け渡しの部品に、外から受け取ったデータを安全確認なしに元のデータへ戻してしまう(安全でない逆シリアル化)弱点が見つかり、実際に悪用が確認されています。悪用されると、サーバーの OS 上で攻撃者のコマンドを実行される可能性があります。攻撃に必要な条件は出典で説明が分かれており、CVE の記録(Progress)は「ログインする前の攻撃者」、CISA の KEV の概要は「ログイン済みの攻撃者」、NVD の評価は「一般利用者程度の権限が必要」としています。ランサムウェア攻撃での悪用も確認されています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
WS_FTP Server を運用している組織が対象です。データによると、8.7.4 より前と 8.8.2 より前の版が影響を受けます。CVE の記録では、8.7 系は 8.7.0 から 8.7.4 の手前まで、8.8 系は 8.8.0 から 8.8.2 の手前までです。
何をすればいい
Progress の告知に従い、WS_FTP Server を修正済みの版(2020.0.5(8.7.5)か 2022.0.3(8.8.3))に更新してください。Progress はいちばん新しい版に上げるよう勧めていて、フルインストーラーでの更新だけが対処方法です(更新中はシステムが止まります)。すぐに更新できない場合、Ad Hoc Transfer モジュールを入れているなら、それを外すか無効にすることで緩和できます。サポートが終わった版を使っている場合は、サポート中の修正済みの版へ上げてください。
やることチェックリスト
- WS_FTP Serverの版番号を確認する
- 8.7.5か8.8.3の修正済みの版に更新する
- すぐ更新できなければAd Hocモジュールを無効にする
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Progress WS_FTP Server Deserialization of Untrusted Data Vulnerability
概要
Progress WS_FTP Server contains a deserialization of untrusted data vulnerability in the Ad Hoc Transfer module that allows an authenticated attacker to execute remote commands on the underlying operating system.
推奨対応
Apply mitigations per vendor instructions or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る