• ひとことでFortinet の FortiClient EMS で、データベースへの命令を悪用される弱点です。
  • 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
  • まずやること7.2 系は 7.2.3 以上に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2023-48788
製品Fortinet FortiClient EMS
深刻度(CVSS)9.8 緊急CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2024-03-25
米国政府機関の対応期限2024-04-15
ランサムウェアでの悪用悪用が確認されている
弱点の種類(CWE)CWE-89(SQLインジェクション)

何が起きた

Fortinet の FortiClient EMS の DAS という部品に、データベースへの命令(SQL)に悪意のある内容を混ぜ込まれる弱点(SQL インジェクション)が見つかりました。CISA によると、ログインしていない攻撃者が、細工した要求を送ることで、SYSTEM の権限で命令を実行できます。ネットワーク経由で、利用者の操作なしに悪用でき、Fortinet も実際に悪用されているとしています。ランサムウェアでの悪用も知られています(CISA の KEV より)。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した要求を送る → 2. SQL の命令に悪意ある内容が混ざる → 3. SYSTEM の権限で命令が実行される1攻撃者が細工した要求を送る2SQL の命令に悪意ある内容が混ざる3SYSTEM の権限で命令が実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した要求を送る → 2. SQL の命令に悪意ある内容が混ざる → 3. SYSTEM の権限で命令が実行される1攻撃者が細工した要求を送る2SQL の命令に悪意ある内容が混ざる3SYSTEM の権限で命令が実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した要求を送る → 2. SQL の命令に悪意ある内容が混ざる → 3. SYSTEM の権限で命令が実行される1攻撃者が細工した要求を送る2SQL の命令に悪意ある内容が混ざる3SYSTEM の権限で命令が実行される

誰が影響を受ける

FortiClient EMS の 7.2.0 から 7.2.2 まで、7.0.1 から 7.0.10 までを使っている組織が対象です。Fortinet によると、6.4 は影響を受けません。

何をすればいい

7.2 系は 7.2.3 以上に、7.0 系は 7.0.11 以上に更新されているか確認してください。Fortinet は、この攻撃を見つけるための IPS のシグネチャ(攻撃の特徴の定義)も提供しています。Fortinet の公式の案内(FG-IR-24-007)を確認してください。

やることチェックリスト

  • 7.2 系は 7.2.3 以上に更新する
  • 7.0 系は 7.0.11 以上に更新する
  • IPS のシグネチャを最新にして攻撃を検知する

用語メモ

SQL インジェクション 用語集で見る
入力欄などに細工した文字を入れ、データベースへの命令を書き換えて悪用する攻撃です。
SYSTEM 用語集で見る
Windows で、管理者よりも強い、OS 自身が使う最も高い権限です。
IPS
ネットワークの通信を見張り、攻撃と思われる通信を見つけて止める仕組みです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Fortinet FortiClient EMS SQL Injection Vulnerability

概要

Fortinet FortiClient EMS contains a SQL injection vulnerability that allows an unauthenticated attacker to execute commands as SYSTEM via specifically crafted requests.

推奨対応

Apply mitigations per vendor instructions or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る