• ひとことでWindows の SmartScreen の安全確認をすり抜けられる弱点です。
  • 深刻度7.6 重要CVSS v3.1
  • まずやることWindows Update で2024年2月以降の更新を入れる

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2024-21351
製品Microsoft Windows
深刻度(CVSS)7.6 重要CVSS v3.1
NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:H/A:L
KEVへの追加日2024-02-13
米国政府機関の対応期限2024-03-05
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-94(コードインジェクション)

何が起きた

Microsoft Windows の SmartScreen(ネットから入手したファイルを開く前に安全かを確かめる機能)に、その確認をすり抜けられる弱点が見つかりました。Microsoft によると、攻撃者は SmartScreen にコードを入り込ませ、コードを実行できる可能性があり、情報が漏れたりシステムが使えなくなったりするおそれがあります。この弱点は、実際に悪用されたことが確認されています。ネットワーク経由で、ログインの権限がない攻撃者でも悪用できますが、利用者が悪意のあるファイルを開く操作が必要です。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が悪意のあるファイルを用意する → 2. 利用者にファイルを送り、開くよう仕向ける → 3. SmartScreen の確認がすり抜けられる → 4. 入り込んだコードが実行されるおそれがある1攻撃者が悪意のあるファイルを用意する2利用者にファイルを送り、開くよう仕向ける3SmartScreen の確認がすり抜けられる4入り込んだコードが実行されるおそれがある攻撃の流れ: 1. 攻撃者が悪意のあるファイルを用意する → 2. 利用者にファイルを送り、開くよう仕向ける → 3. SmartScreen の確認がすり抜けられる → 4. 入り込んだコードが実行されるおそれがある1攻撃者が悪意のあるファイルを用意する2利用者にファイルを送り、開くよう仕向ける3SmartScreen の確認がすり抜けられる4入り込んだコードが実行されるおそれがある攻撃の流れ: 1. 攻撃者が悪意のあるファイルを用意する → 2. 利用者にファイルを送り、開くよう仕向ける → 3. SmartScreen の確認がすり抜けられる → 4. 入り込んだコードが実行されるおそれがある1攻撃者が悪意のあるファイルを用意する2利用者にファイルを送り、開くよう仕向ける3SmartScreen の確認がすり抜けられる4入り込んだコードが実行されるおそれがある

誰が影響を受ける

Windows 10、Windows 11、Windows Server 2016、Windows Server 2019、Windows Server 2022 を使っている人や組織が対象です。2024年2月の更新プログラムを入れていないパソコンやサーバーが影響を受けます。

何をすればいい

Windows Update で、2024年2月以降の更新プログラム(Windows 11 22H2・23H2 なら KB5034765、Windows Server 2022 なら KB5034770 など)が入っているか確認します。Microsoft によると、攻撃には利用者に悪意のあるファイルを開かせる必要があるため、知らない相手から届いたファイルは開かないようにします。あわせて、Microsoft の公式の案内(セキュリティ更新プログラムガイド)を確認します。

やることチェックリスト

  • Windows Update で2024年2月以降の更新を入れる
  • Windows 11 23H2 なら KB5034765 を入れる
  • 知らない相手から届いたファイルを開かない

用語メモ

SmartScreen 用語集で見る
インターネットから入手したファイルやアプリを開くときに、評判などをもとに危険かどうかを確かめて警告する Windows の機能です。
Windows Update 用語集で見る
Windows の不具合や弱点を直す更新プログラムを入手して入れる仕組みです。
更新プログラム 用語集で見る
ソフトの不具合や弱点を直すために配布される修正のことです。KB で始まる番号で区別されます。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Microsoft Windows SmartScreen Security Feature Bypass Vulnerability

概要

Microsoft Windows SmartScreen contains a security feature bypass vulnerability that allows an attacker to bypass the SmartScreen user experience and inject code to potentially gain code execution, which could lead to some data exposure, lack of system availability, or both.

推奨対応

Apply mitigations per vendor instructions or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る