- ひとことでPalo Alto Networks の PAN-OS の GlobalProtect で、外から命令を実行される弱点です。
- 深刻度10.0 緊急CVSS v3.1
- まずやることPAN-OS を 10.2.9-h1 などの修正版以降に更新する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2024-3400 |
|---|---|
| 製品 | Palo Alto Networks PAN-OS |
| 深刻度(CVSS) | 10.0 緊急CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2024-04-12 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2024-04-19 |
| ランサムウェアでの悪用 | 悪用が確認されている |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-20(入力の確認の不備) CWE-77(コマンドインジェクション) |
何が起きた
Palo Alto Networks の PAN-OS にある GlobalProtect という機能に、ファイルを好きな場所に作られてしまうことがきっかけで、OS への命令を外から差し込まれる弱点(コマンドインジェクション)が見つかりました。悪用されると、ファイアウォールの上で最も強い権限(root)でコードを実行されるおそれがあります。ネットワーク経由で、ログインしていない攻撃者が、利用者の操作なしに悪用できます。実際に悪用が確認されており、ランサムウェアでの悪用も知られています(CISA の KEV より)。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
メーカーの勧告によると、対象は PAN-OS 10.2、11.0、11.1 のファイアウォールで、GlobalProtect gateway か GlobalProtect portal(または両方)を設定している機器です。修正前の版は、10.2.9-h1 より前、11.0.4-h1 より前、11.1.2-h3 より前です。Cloud NGFW、Panorama の機器、Prisma Access は影響を受けません。
何をすればいい
メーカーは、回避策を入れていても、すぐに修正版の PAN-OS へ更新するよう強く勧めています。修正版は PAN-OS 10.2.9-h1、11.0.4-h1、11.1.2-h3 とそれ以降の版で、よく使われる他の保守版向けにも修正(hotfix)が出ています。すぐに更新できない場合、Threat Prevention の契約がある利用者は Threat ID 95187、95189、95191 で攻撃を防げますが、GlobalProtect のインターフェースに脆弱性防御を適用しておく必要があります。以前の案内にあったデバイステレメトリーの無効化は、今は効果がないとされているので、メーカーの公式の案内を確認して対応してください。
やることチェックリスト
- PAN-OS を 10.2.9-h1 などの修正版以降に更新する
- GlobalProtect の設定があるかを確認する
- Threat ID 95187、95189、95191 を適用する
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Palo Alto Networks PAN-OS Command Injection Vulnerability
概要
Palo Alto Networks PAN-OS GlobalProtect feature contains a command injection vulnerability that allows an unauthenticated attacker to execute commands with root privileges on the firewall.
推奨対応
Apply mitigations per vendor instructions as they become available. Otherwise, users with vulnerable versions of affected devices should enable Threat Prevention IDs available from the vendor. See the vendor bulletin for more details and a patch release schedule.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る