- ひとことでLinux のカメラ用ドライバに、範囲外へ書き込んでしまう弱点
- 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
- まずやること使っているカーネルの系列と版を確認する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2024-53104 |
|---|---|
| 製品 | Linux Kernel |
| 深刻度(CVSS) | 7.8 重要CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2025-02-05 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2025-02-26 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-787(範囲外への書き込み) |
何が起きた
Linux カーネルの USB Video Class(UVC)ドライバ(USB カメラなどを動かす部品)に、確保した場所の外側へデータを書き込んでしまう弱点が見つかりました。UVC_VS_UNDEFINED という種類のフレームの情報が、置き場所の大きさの計算に入っていなかったことが原因です。CISA の概要では、権限を引き上げられるおそれがあるとされています。NVD の評価では、機器の上で一般利用者程度の権限を持つ攻撃者が悪用できるとされ、CISA は実際の悪用を確認しています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Linux カーネルを使う機器が対象です。CVE の記録では 2.6.26 から影響があり、系列ごとの修正版は 4.19.324、5.4.286、5.10.230、5.15.172、6.1.117、6.6.61、6.11.8、6.12.1 で、6.13 には修正が入っています。
何をすればいい
使っている Linux ディストリビューションの案内に従って、修正の入ったカーネルに更新してください。系列ごとに、4.19.324、5.4.286、5.10.230、5.15.172、6.1.117、6.6.61、6.11.8、6.12.1 以降になっているかを確認します。公式の案内も確認してください。
やることチェックリスト
- 使っているカーネルの系列と版を確認する
- 系列ごとの修正版以降へ更新する
- 更新したカーネルで機器を再起動する
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- メーカー等の情報(lore.kernel.org)
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- 公式の対策の出典(services.nvd.nist.gov)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Linux Kernel Out-of-Bounds Write Vulnerability
概要
Linux kernel contains an out-of-bounds write vulnerability in the uvc_parse_streaming component of the USB Video Class (UVC) driver that could allow for physical escalation of privilege.
推奨対応
Apply mitigations per vendor instructions or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る