- ひとことでLinux カーネルの USB 音声の部品で、メモリの範囲外にアクセスしてしまう弱点です
- 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
- まずやること使っている Linux カーネルの版を確認する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2024-53197 |
|---|---|
| 製品 | Linux Kernel |
| 深刻度(CVSS) | 7.8 重要CVSS v3.1 NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2025-04-09 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2025-04-30 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-787(範囲外への書き込み) |
何が起きた
Linux カーネルの USB 音声機器を扱う部分(USB-audio ドライバー)で、不正な USB 機器が渡す設定の数をそのまま信じてしまい、用意したメモリの範囲の外にアクセスしてしまう弱点が見つかりました。この弱点は実際の攻撃に使われたことが確認されています。CISA の説明では、機器に直接さわれる攻撃者が細工した USB 機器をつなぐことで、メモリを書きかえたり、権限を上げたり、任意のコードを実行したりできる可能性があるとされています。NVD に登録された CISA の評価では、対象の機器上で一般利用者程度の権限を持つ攻撃者が悪用できるとされています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Linux カーネルを使っているパソコン、サーバー、機器です。CVE の記録では、2.6.12 から影響があり、修正済みのカーネルは 4.19.325、5.4.287、5.10.231、5.15.174、6.1.120、6.6.64、6.11.11、6.12.2 以降の各系列と 6.13 とされています。
何をすればいい
お使いの Linux カーネルが、系列ごとの修正済みのバージョン(例: 6.6.64 以降、6.1.120 以降)に更新されているか確認してください。Linux ディストリビューションを使っている場合は、配布元が出しているカーネルの更新を当ててください。あわせて、Linux カーネルやお使いのディストリビューションの公式の案内を確認してください。
やることチェックリスト
- 使っている Linux カーネルの版を確認する
- 系列ごとの修正済みカーネルに更新する
- 配布元のカーネル更新を当てて再起動する
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- メーカー等の情報(source.android.com)
- メーカー等の情報(lore.kernel.org)
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Linux Kernel Out-of-Bounds Access Vulnerability
概要
Linux Kernel contains an out-of-bounds access vulnerability in the USB-audio driver that allows an attacker with physical access to the system to use a malicious USB device to potentially manipulate system memory, escalate privileges, or execute arbitrary code.
推奨対応
Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る