• ひとことでGoogle Chrome の V8 に、データの種類を取り違える弱点があります
  • 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることChrome を 142.0.7444.175 以降に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2025-13223
製品Google Chromium V8
深刻度(CVSS)8.8 重要CVSS v3.1
NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2025-11-19
米国政府機関の対応期限2025-12-10
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-843(型の取り違え)

何が起きた

Google Chrome で JavaScript を動かす V8 という部分に、データの種類を取り違える弱点(型の取り違え)が見つかりました。細工した HTML のページを使って、ヒープと呼ばれるメモリの領域を壊せる可能性があります。この弱点は実際の攻撃に使われたことが確認されており、Google も攻撃のためのコードが出回っていることを把握しています。ネットワーク経由で、ログイン不要の攻撃者が悪用でき、被害者がそのページを開くなどの操作が必要です。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した HTML のページを用意する → 2. 被害者がそのページを開く → 3. V8 がデータの種類を取り違える → 4. ヒープのメモリが壊される1攻撃者が細工した HTML のページを用意する2被害者がそのページを開く3V8 がデータの種類を取り違える4ヒープのメモリが壊される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した HTML のページを用意する → 2. 被害者がそのページを開く → 3. V8 がデータの種類を取り違える → 4. ヒープのメモリが壊される1攻撃者が細工した HTML のページを用意する2被害者がそのページを開く3V8 がデータの種類を取り違える4ヒープのメモリが壊される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した HTML のページを用意する → 2. 被害者がそのページを開く → 3. V8 がデータの種類を取り違える → 4. ヒープのメモリが壊される1攻撃者が細工した HTML のページを用意する2被害者がそのページを開く3V8 がデータの種類を取り違える4ヒープのメモリが壊される

誰が影響を受ける

Google Chrome を使っている人です。142.0.7444.175 より前のバージョンが影響を受けます。V8 は Chromium をもとにしたほかのブラウザにも使われています。

何をすればいい

Chrome を 142.0.7444.175 以降(Mac は 142.0.7444.176 以降)に更新されているか確認してください。Chrome の更新は、ブラウザを再起動すると反映されます。Chromium をもとにしたほかのブラウザを使っている場合は、それぞれのメーカーの公式の案内を確認してください。知らない相手から送られたリンクは開かないようにしましょう。

やることチェックリスト

  • Chrome を 142.0.7444.175 以降に更新する
  • 更新後に Chrome を再起動する
  • 知らない相手から届いたリンクを開かない

用語メモ

V8 用語集で見る
Chrome などで JavaScript というプログラムを動かすための部品です。
ヒープ 用語集で見る
プログラムが動いている間に、必要に応じて使うメモリの領域です。
Chromium 用語集で見る
Google が中心となって作っている、Chrome のもとになったブラウザの仕組みです。Microsoft Edge なども使っています。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Google Chromium V8 Type Confusion Vulnerability

概要

Google Chromium V8 contains a type confusion vulnerability that allows for heap corruption.

推奨対応

Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る