• ひとことでJuniper の Junos OS で、シェルを使える攻撃者に任意のコードを入れられる弱点です。
  • 深刻度4.4 警告CVSS v3.1
  • まずやることJunos OS を各系列の修正版以降に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2025-21590
製品Juniper Junos OS
深刻度(CVSS)4.4 警告CVSS v3.1
NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:N/I:H/A:N
KEVへの追加日2025-03-13
米国政府機関の対応期限2025-04-03
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-653

何が起きた

Juniper Networks の Junos OS のカーネル(OS の中心部分)で、守るべき部分をきちんと分けておけない弱点が見つかりました。シェル(命令を打ち込む画面)を使える攻撃者が任意の(攻撃者が好きに選べる)コードを入れ、影響を受ける機器の安全(正しく動くこと)を損なう可能性があります。NVD に登録された Juniper の評価では、機器の上で、管理者などの高い権限を持つ攻撃者が悪用できます。Juniper には少なくとも1件の悪用の報告が届いており、CISA の KEV にも載っています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が高い権限で機器のシェルに入る → 2. カーネルの分け方の弱さを突く → 3. 任意のコードを機器に入れる1攻撃者が高い権限で機器のシェルに入る2カーネルの分け方の弱さを突く3任意のコードを機器に入れる攻撃の流れ: 1. 攻撃者が高い権限で機器のシェルに入る → 2. カーネルの分け方の弱さを突く → 3. 任意のコードを機器に入れる1攻撃者が高い権限で機器のシェルに入る2カーネルの分け方の弱さを突く3任意のコードを機器に入れる攻撃の流れ: 1. 攻撃者が高い権限で機器のシェルに入る → 2. カーネルの分け方の弱さを突く → 3. 任意のコードを機器に入れる1攻撃者が高い権限で機器のシェルに入る2カーネルの分け方の弱さを突く3任意のコードを機器に入れる

誰が影響を受ける

Junos OS の 21.2R3-S9 より前のすべての版、21.4 は 21.4R3-S10 より前、22.2 は 22.2R3-S6 より前、22.4 は 22.4R3-S6 より前、23.2 は 23.2R2-S3 より前、23.4 は 23.4R2-S4 より前、24.2 は 24.2R1-S2 と 24.2R2 より前を使っている機器が対象です。なお、Junos の CLI からは悪用できないとされています。

何をすればいい

Junos OS を、21.2R3-S9、21.4R3-S10、22.2R3-S6、22.4R3-S6、23.2R2-S3、23.4R2-S4、24.2R1-S2、24.2R2、24.4R1 以降に更新されているか確認してください。ただし Juniper は、SRX300 Series や EX4300 Series など一部の機種では修正が入る版が違うとしているので、機種ごとに確かめます。更新できるまでは、Juniper の勧めどおり、シェルを使える人を信頼できる利用者だけに限ってください。あわせて、Juniper の公式の案内(JSA93446)を確認してください。

やることチェックリスト

  • Junos OS を各系列の修正版以降に更新する
  • 機種ごとの修正版の番号を確かめる
  • シェルを使える人を信頼できる利用者に限る

用語メモ

カーネル 用語集で見る
OS の中心にあって、機器の部品やメモリを管理する部分です。
シェル 用語集で見る
文字で命令を打ち込んで、OS を直接操作する画面のことです。
CLI 用語集で見る
文字で命令を打ち込んで機器を操作する画面のことです。Junos の通常の操作画面を指します。
KEV 用語集で見る
米国の CISA がまとめている、実際に悪用が確認された脆弱性の一覧です。

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公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Juniper Junos OS Improper Isolation or Compartmentalization Vulnerability

概要

Juniper Junos OS contains an improper isolation or compartmentalization vulnerability. This vulnerability could allows a local attacker with high privileges to inject arbitrary code.

推奨対応

Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る