- ひとことでWindows の NTLM で、ファイルを選ぶなどの小さな操作だけで認証に使う情報が漏れるおそれがある弱点です。
- 深刻度5.4 警告CVSS v3.1
- まずやることWindows の月例の更新を入れる
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2025-24054 |
|---|---|
| 製品 | Microsoft Windows |
| 深刻度(CVSS) | 5.4 警告CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:L/A:N |
| KEVへの追加日 | 2025-04-17 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2025-05-08 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-73(ファイル名やパスを外部から指定できる) |
何が起きた
Microsoft Windows の NTLM(Windows の認証方式の一つ)に、Microsoft が NTLM Hash Disclosure Spoofing Vulnerability と名付けた、ファイル名や場所を外から操られてしまう弱点が見つかりました。権限のない攻撃者が、ネットワーク経由でなりすまし(スプーフィング)をできるとされています。NVD の評価では、ネットワーク経由で、権限なしに悪用できますが、利用者の操作が必要です。Microsoft によると、悪意のあるファイルを選ぶ(シングルクリック)、右クリックで調べるなど、開く・実行する以外のわずかな操作でも発動するおそれがあります。Microsoft のページでは今も悪用は確認されていない(Exploited: No)と表示されていますが、CISA は実際の攻撃での悪用を確認して KEV に載せています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Windows 10、Windows 11、Windows Server 2008 R2 から Windows Server 2025 までの、更新が入っていない Windows を使っている人や組織が対象です。
何をすればいい
2025-03-11 に公開された Windows の更新を入れてください。例えば Windows 11 Version 24H2 と Windows Server 2025 は KB5053598、Windows 11 Version 23H2 と 22H2 は KB5053602、Windows 10 Version 22H2 と 21H2 は KB5053606、Windows Server 2022 は KB5053603 です。知らない相手から届いたファイルは、クリックや右クリックもしないようにしてください。あわせて Microsoft の公式の案内を確認してください。
やることチェックリスト
- Windows の月例の更新を入れる
- 使っている版に合う KB 番号の更新を確認する
- 知らない相手のファイルはクリックしない
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- メーカー等の情報(msrc.microsoft.com)
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- 公式の対策の出典(api.msrc.microsoft.com)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Microsoft Windows NTLM Hash Disclosure Spoofing Vulnerability
概要
Microsoft Windows NTLM contains an external control of file name or path vulnerability that allows an unauthorized attacker to perform spoofing over a network.
推奨対応
Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る