- ひとことでWindows に入っているモデム用ドライバーで、管理者権限を奪われる弱点です。
- 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
- まずやることWindows の最新の累積更新を適用する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2025-24990 |
|---|---|
| 製品 | Microsoft Windows |
| 深刻度(CVSS) | 7.8 重要CVSS v3.1 NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2025-10-14 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2025-11-04 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-822(信頼できないポインタの参照) |
何が起きた
Windows に最初から入っている、他社製の Agere Modem ドライバー(ltmdm64.sys)に弱点が見つかりました。信頼できないポインター(メモリの場所を指す値)をそのまま使ってしまう問題で、悪用されると管理者権限を得られる可能性があります。NVD に登録された Microsoft の評価では、対象のパソコンに一般利用者の権限でログインできる攻撃者が悪用できます。実際の悪用も確認されています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Windows 10、Windows 11、Windows Server 2008 Service Pack 2 から Windows Server 2025 までの各版を使っている人や組織が対象です。この ltmdm64.sys というドライバーを使う FAX モデムの機器を利用している場合は、更新後にその機器が動かなくなる点にも注意が必要です。
何をすればいい
Microsoft の公式の案内を確認し、Windows の累積更新を適用してください。Microsoft は、この累積更新で ltmdm64.sys を取り除いたと説明しています。たとえば Windows 11 Version 24H2 は KB5066835、Windows 10 Version 22H2 は KB5066791 が対象です。Microsoft は、このドライバーに頼る FAX モデムの機器への依存をなくすよう勧めています。
やることチェックリスト
- Windows の最新の累積更新を適用する
- Windows 10 Version 22H2 は KB5066791 を適用する
- ltmdm64.sys に頼る FAX モデムから移行する
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Microsoft Windows Untrusted Pointer Dereference Vulnerability
概要
Microsoft Windows Agere Modem Driver contains an untrusted pointer dereference vulnerability that allows for privilege escalation. An attacker who successfully exploited this vulnerability could gain administrator privileges.
推奨対応
Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る