• ひとことでWindows の NTFS で、細工した仮想ディスクから攻撃コードを動かされる弱点
  • 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることWindows Update で2025年3月以降の更新を適用する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2025-24993
製品Microsoft Windows
深刻度(CVSS)7.8 重要CVSS v3.1
NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2025-03-11
米国政府機関の対応期限2025-04-01
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-122(ヒープ領域のバッファオーバーフロー)

何が起きた

Windows のファイルを管理する仕組みである NTFS に、バッファオーバーフロー(決められた大きさを超えてメモリに書き込んでしまう不具合)が見つかり、実際に悪用が確認されています。悪用されると、攻撃者が任意のコード(攻撃者が好きに選べるプログラム)を実行できるおそれがあります。NVD に登録された Microsoft の評価では、対象のパソコン上で(ローカル)、特別な権限がなくても悪用できますが、利用者の操作が必要とされています。Microsoft の説明では、攻撃者が利用者をだまして、細工した VHD をマウントさせることで起きます。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したVHDファイルを用意する → 2. 利用者をだましてVHDをマウントさせる → 3. NTFSの処理でメモリがあふれる → 4. 攻撃者の選んだコードが実行される1攻撃者が細工したVHDファイルを用意する2利用者をだましてVHDをマウントさせる3NTFSの処理でメモリがあふれる4攻撃者の選んだコードが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したVHDファイルを用意する → 2. 利用者をだましてVHDをマウントさせる → 3. NTFSの処理でメモリがあふれる → 4. 攻撃者の選んだコードが実行される1攻撃者が細工したVHDファイルを用意する2利用者をだましてVHDをマウントさせる3NTFSの処理でメモリがあふれる4攻撃者の選んだコードが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したVHDファイルを用意する → 2. 利用者をだましてVHDをマウントさせる → 3. NTFSの処理でメモリがあふれる → 4. 攻撃者の選んだコードが実行される1攻撃者が細工したVHDファイルを用意する2利用者をだましてVHDをマウントさせる3NTFSの処理でメモリがあふれる4攻撃者の選んだコードが実行される

誰が影響を受ける

Windows 10、Windows 11、Windows Server 2008 から Windows Server 2025 までの、幅広い Windows が対象です。Microsoft の一覧では、2025年3月 のセキュリティ更新プログラムで修正されています。

何をすればいい

Windows Update で、2025年3月 以降のセキュリティ更新プログラムを適用してください。例えば Windows 11 Version 24H2 は KB5053598、Windows 11 Version 23H2 と 22H2 は KB5053602、Windows 10 Version 22H2 と 21H2 は KB5053606 です。Microsoft の公式の案内(セキュリティ更新プログラムガイド)で、お使いの Windows に合う更新を確認してください。知らない相手から届いた VHD のファイルは開かないようにしてください。

やることチェックリスト

  • Windows Update で2025年3月以降の更新を適用する
  • お使いの版に合うKB番号の更新が入ったか確認する
  • 知らない相手のVHDファイルをマウントしないようにする

用語メモ

NTFS
Windows が標準で使う、ファイルを保存・管理するための仕組みです。
バッファオーバーフロー 用語集で見る
用意したメモリの大きさを超えてデータを書き込んでしまう不具合です。プログラムを乗っ取られる原因になります。
VHD
ハードディスクの中身を1つのファイルにまとめた、仮想ハードディスクの形式です。
マウント
ディスクやそのファイルを、パソコンから読み書きできる状態につなぐことです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Microsoft Windows NTFS Heap-Based Buffer Overflow Vulnerability

概要

Microsoft Windows New Technology File System (NTFS) contains a heap-based buffer overflow vulnerability that allows an unauthorized attacker to execute code locally.

推奨対応

Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る