• ひとことでWindows のログを扱う部品の弱点で、一般利用者が最高の権限を奪えるおそれがあります。
  • 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることWindows Update で2025年5月以降の更新を入れる

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2025-32701
製品Microsoft Windows
深刻度(CVSS)7.8 重要CVSS v3.1
NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2025-05-13
米国政府機関の対応期限2025-06-03
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-416(解放済みメモリの使用)

何が起きた

Windows の Common Log File System(CLFS)ドライバーに、使い終わったメモリを誤って使い続けてしまう弱点が見つかりました。実際に悪用されたことが確認されており、CISA の KEV に掲載されています。攻撃者は、対象のパソコンに一般利用者程度の権限でログインできる状態から、ほかの人の操作なしに悪用できます。Microsoft によると、悪用に成功した攻撃者は SYSTEM 権限(Windows の中でいちばん強い権限)を得るおそれがあります。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が一般利用者として対象のPCに入る → 2. CLFS ドライバーの弱点を突く処理を動かす → 3. 使用済みのメモリが誤って使われる → 4. 攻撃者が SYSTEM 権限を手に入れる1攻撃者が一般利用者として対象のPCに入る2CLFS ドライバーの弱点を突く処理を動かす3使用済みのメモリが誤って使われる4攻撃者が SYSTEM 権限を手に入れる攻撃の流れ: 1. 攻撃者が一般利用者として対象のPCに入る → 2. CLFS ドライバーの弱点を突く処理を動かす → 3. 使用済みのメモリが誤って使われる → 4. 攻撃者が SYSTEM 権限を手に入れる1攻撃者が一般利用者として対象のPCに入る2CLFS ドライバーの弱点を突く処理を動かす3使用済みのメモリが誤って使われる4攻撃者が SYSTEM 権限を手に入れる攻撃の流れ: 1. 攻撃者が一般利用者として対象のPCに入る → 2. CLFS ドライバーの弱点を突く処理を動かす → 3. 使用済みのメモリが誤って使われる → 4. 攻撃者が SYSTEM 権限を手に入れる1攻撃者が一般利用者として対象のPCに入る2CLFS ドライバーの弱点を突く処理を動かす3使用済みのメモリが誤って使われる4攻撃者が SYSTEM 権限を手に入れる

誰が影響を受ける

Windows 10、Windows 11、Windows Server 2008 から Windows Server 2025 までの、2025年5月の更新プログラムを入れていないパソコンやサーバーが対象です。たとえば Windows 11 Version 24H2 では、ビルド 10.0.26100.4061 より前が影響を受けます。

何をすればいい

Windows Update で、2025年5月以降のセキュリティ更新プログラムを入れてください。Windows 10 Version 22H2 なら KB5058379、Windows 11 Version 24H2 なら KB5058411 が対象の更新です。ほかのバージョンについては、Microsoft のセキュリティ更新プログラムガイドで公式の案内を確認してください。

やることチェックリスト

  • Windows Update で2025年5月以降の更新を入れる
  • Windows 11 Version 24H2 は KB5058411 を入れる
  • Windows 10 Version 22H2 は KB5058379 を入れる

用語メモ

CLFS
Common Log File System の略で、Windows が記録(ログ)を書き込むための仕組みです。
SYSTEM 権限 用語集で見る
Windows の中で最も強い権限です。これを奪われると、パソコンのほぼすべてを操作されてしまいます。
ドライバー 用語集で見る
Windows の深い部分で動き、機器や機能を動かすためのプログラムです。

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公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Microsoft Windows Common Log File System (CLFS) Driver Use-After-Free Vulnerability

概要

Microsoft Windows Common Log File System (CLFS) Driver contains a use-after-free vulnerability that allows an authorized attacker to elevate privileges locally.

推奨対応

Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る