• ひとことでTrend Micro Apex One の管理画面から、外部の命令を実行される弱点です
  • 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
  • まずやること管理サーバーに SP1 CP B14081 を適用する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2025-54948
製品Trend Micro Apex One
深刻度(CVSS)9.8 緊急CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2025-08-18
米国政府機関の対応期限2025-09-08
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-78(OSコマンドインジェクション)

何が起きた

ウイルス対策などを一元管理する Trend Micro Apex One(社内に置く版)の管理コンソールで、OS の命令を外から差し込める(OS コマンドインジェクション)弱点が見つかりました。攻撃者は、ログインする前の段階で悪意のあるプログラムを送り込み、命令を実行できるおそれがあります。この弱点は実際の攻撃に使われたことが確認されていて、Trend Micro も、この弱点と CVE-2025-54987 のどちらかを悪用しようとする試みを少なくとも1件確認しています。ネットワーク経由で、ログイン不要の攻撃者が悪用できるとされています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者がネット経由で管理コンソールに接続する → 2. ログイン前に悪意のあるプログラムを送り込む → 3. 差し込んだ命令が管理サーバーで実行される1攻撃者がネット経由で管理コンソールに接続する2ログイン前に悪意のあるプログラムを送り込む3差し込んだ命令が管理サーバーで実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者がネット経由で管理コンソールに接続する → 2. ログイン前に悪意のあるプログラムを送り込む → 3. 差し込んだ命令が管理サーバーで実行される1攻撃者がネット経由で管理コンソールに接続する2ログイン前に悪意のあるプログラムを送り込む3差し込んだ命令が管理サーバーで実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者がネット経由で管理コンソールに接続する → 2. ログイン前に悪意のあるプログラムを送り込む → 3. 差し込んだ命令が管理サーバーで実行される1攻撃者がネット経由で管理コンソールに接続する2ログイン前に悪意のあるプログラムを送り込む3差し込んだ命令が管理サーバーで実行される

誰が影響を受ける

Trend Micro Apex One 2019 を社内に置いて(オンプレミスで)使っている組織です。Trend Micro の勧告では、管理サーバーのバージョン 14039 以下が対象です(CVE の記録では 14.0.0.14039 より前と書かれていて、表記が違います)。クラウド版の Apex One as a Service などは、Trend Micro 側で対策済みです。

何をすればいい

管理サーバーに Critical Patch(SP1 CP B14081)が適用されているか確認してください。Trend Micro は、短期の対策として FixTool_Aug2025 というツールも出していますが、これを使うと管理コンソールから Remote Install Agent でエージェントを配る機能が使えなくなります。管理コンソールの IP アドレスが外部に公開されている場合は、接続元の制限を検討するよう案内されています。Trend Micro の公式の案内を確認してください。

やることチェックリスト

  • 管理サーバーに SP1 CP B14081 を適用する
  • 外部公開の管理コンソールは接続元を制限する
  • 管理サーバーのバージョンを確かめる

用語メモ

管理コンソール 用語集で見る
多くのパソコンのセキュリティ対策を、まとめて設定・管理するための画面です。
OS コマンドインジェクション 用語集で見る
入力の中に OS への命令を紛れ込ませ、本来は許されない命令を実行させる攻撃です。
オンプレミス 用語集で見る
クラウドではなく、自分の会社の中にサーバーを置いて使う形のことです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Trend Micro Apex One OS Command Injection Vulnerability

概要

Trend Micro Apex One Management Console (on-premise) contains an OS command injection vulnerability that could allow a pre-authenticated remote attacker to upload malicious code and execute commands on affected installations.

推奨対応

Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る