- ひとことでWindows の中心部分(カーネル)の処理の競合を突かれ、権限を奪われる弱点です
- 深刻度7.0 重要CVSS v3.1
- まずやることWindows Update で最新の更新プログラムを適用する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2025-62215 |
|---|---|
| 製品 | Microsoft Windows |
| 深刻度(CVSS) | 7.0 重要CVSS v3.1 NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:H/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2025-11-12 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2025-12-03 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-362(競合状態(レースコンディション)) |
何が起きた
Microsoft Windows のカーネル(OS の中心部分)に、競合状態と呼ばれる弱点が見つかりました。複数の処理が同じ資源を同時に扱うときの順番の管理が不十分なため、攻撃者が自分の権限を引き上げられます。攻撃者は対象のパソコン上で、一般利用者程度の権限を持っている必要があります。悪用に成功すると SYSTEM 権限を得られる可能性があり、実際に悪用されていることが確認されています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Windows 10、Windows 11、Windows Server 2019、Windows Server 2022、Windows Server 2025 を使っている人や組織が対象です。Microsoft の情報では、たとえば Windows 11 Version 24H2 はビルド 10.0.26100.7171 より前、Windows 10 Version 22H2 はビルド 10.0.19045.6575 より前が影響を受けます。
何をすればいい
Windows Update で、この脆弱性を直す更新プログラムを適用してください。Microsoft の情報では、Windows 11 Version 24H2 や Windows Server 2025 は KB5068861、Windows 11 Version 23H2 は KB5068865、Windows 10 Version 22H2 は KB5068781、Windows Server 2022 は KB5068787、Windows Server 2019 は KB5068791 です。あわせて、Microsoft の公式の案内(セキュリティ更新プログラム ガイド)で、自分の環境に合う更新を確認してください。
やることチェックリスト
- Windows Update で最新の更新プログラムを適用する
- KB5068861 などの更新が入っているか確認する
- Windows Server にも対応する更新を適用する
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- メーカー等の情報(msrc.microsoft.com)
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- 公式の対策の出典(msrc.microsoft.com)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Microsoft Windows Race Condition Vulnerability
概要
Microsoft Windows Kernel contains a race condition vulnerability that allows a local attacker with low-level privileges to escalate privileges. Successful exploitation of this vulnerability could enable the attacker to gain SYSTEM-level access.
推奨対応
Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る